2012年08月03日

秋田県能代放浪記1

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こんばんは!!
今夜から先月18日より21日まで研修に行った
秋田県能代市での秋田杉の展示会についてご報告します。
私も大工として国産の材料にこだわり又その中で1級と言われる木の産地の木を
多く使ってきており、よりいいものを施主さんたちに提供するには、現地知るそして山を知ることが1番という思いが強くなり、新たなる発見、新たなる材料を見つけに今回の研修を決断しました。
能代市は西は日本海、東は世界遺産白神山地の真ん中に位置しており
松前船の時代より林業が栄えた場所であり、
数え切れないほどの製材所が市内にはあり林業の盛んな地域だと言うことがわかる。
そんなところだから富士市では見られない材木の数々、またその材料の美しさ
と色合い!!
日本の木は世界一きれいな木 ひのき、杉、ひばがある
この中の日本一いや世界一の杉の産地秋田
ココの材料を使わなくては建築屋ではない(大げさですが・・・)
みなさんも構造材は地元産使って内装造作材には世界一の木を使おうよ
日本人なんだからもったいない!!

秋田県能代市まで片道803キロ、所要時間10時間
トイレ休憩は基本10分として向かう。
写真は東北道から秋田道に入った所です、いやー道がまっすぐだ!!
先日開通した新東名の浜松の辺で数キロに渡りまっすぐな所があり感動したが、
それとは比べ物にならないほどのまっすぐな道!!
大変走りやすい、動物注意の看板もカモシカ?熊、鹿と3種類
東北ってそんなに高い山は基本ない、蔵王と鳥海山くらいしか見当たらなかった。
朝4時半に出て秋田に着いたのが午後2時半ちょうど
意外と疲れなく到着

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早速誘っていただいた秋田の製材所渡辺事業所さんにご挨拶
秋田美人の事務員さんと秋田ダンディの専務さん達が迎えてくれた。

その後会社見学となった。
写真は昔はよく使った合板天井(和室用)の製造機スライサー
刃物の長さ5m?
これで源板をうすく剥ぐ(これをベニヤに糊で貼ったのが合板天井)
私は木に対して縦に剥ぐ(大工のカンナのように)とばかり思っていましたが、そうではなく横から剥ぐそうです。
だから現板の長さの分の刃物がいるそうだ
ちなみに現板はなるべく半生で少々水分がある状態で剥ぐそうだ。
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これはベニヤに剥いだ突き板を貼り付けて押さえている所


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これはスライスした天井板の数々数百枚?
3mmで数十枚スライスできるそうな
ココで一万円札をスライサーに入れたらって話になる・・・違反?(笑い)
といっても今回は突き板の製造を見に行ったのではない
秋田杉の無垢材を見に来たのだ!!
ここで無垢の話に行きたいがお時間が来た・・・
次回からスゴイ写真が続く!!
お楽しみに!!
ではまた次回!!

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