2008年07月28日

富士宮地鎮祭行いました

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土曜日に富士宮市にて地鎮祭を行いました。
先週の地鎮祭は8月に今回の建物は10月に上棟になります、二件同時進行はできないので、ひとつずつ丁寧に施工していきたいです。
2週連続で富士宮浅間さんの神主さんをお願いしたこともあり、先週と同じ神主さんでした。
送迎中に神主さんに富士山頂上での浅間神社出張勤務の話を聞くと、日本中のテレビが映るとの噂が子供のころありましたが、テレビは何とか映るくらいだそうですがなんともすごい所らしい
なんといっても外にアンテナが立てられない場所 
そう!!まわりには高い物がない なにせ日本で1番高い場所 
そこにアンテナなんて立てたら・・・・・・・・
即!!カミナリが落ちるとのこと 天候が荒れた日に室内で指を口に入れ濡らし高く上げると指がビリビリすごいよ!!と教えてくれました。 なんて怖いところ!!
台風の時はいられないので一度下山するそうです。
富士山勤務は若いころで35日間 少し歳をとると24日間だそうです。
ちなみに去年の登山者最高齢は94歳だとのこと 私は富士登山は経験ないですがその話を聞いてまだまだ登れるぞ!!と思いましたね。 負けてはいられませんね
神主さんたちは上り下りはブルトーザーで荷物と一緒に上げてもらうそうです。
いろいろ話を聞きましたが神主さんは皆さんが考えているより遥かに激務!!です
当直なんて2日に1回だそうです この時期!! がんばって下さい。
今回の施主様とは初めてお会いして地鎮祭まででなんと2年以上、近年では1番長い打ち合わせとなりました、 詳細はまた上棟が近くなったらお知らせします。
次回は和室の長押工事をお知らせします。

2008年07月25日

廊下床終了しました

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のびのびになっていた廊下の床梁作業終了しました。
普段なら床はとっくに終わっているのですが、今回は長すぎることもありご遠慮!!
延ばし延ばしになっていました。 
さすがに15mもあると一枚貼ったら15mもどるはできないので3列ずつ施工
約2日かかりました。
和風の床貼りだと洋間の床貼り作業のように簡単にはいかない 敷居や柱が出ているので糸をはり墨をしそれを基準に計りそれを床材に書き切る、大変ですよ
それにはかなりの精度も必要、ある意味経験というカンに頼るとでもいいましょうか?
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今回床材に用意したのはラオス松の白柾4m一枚もの これぞ本物の無垢材
日本では昔からこのような所にはひのきのエンコウ板が多く使われて来ましたが
最近は柔らかすぎることもあり減りましたね。
ラオス松はみなさんあまり聞いたことがないかもしれませんが、業界人なら知っている人は知っている高級材 特徴はなんといってもすべてが柾板取りそして色がそれなりにそろっている、国産材ひのき材柾取りだったらいったいいくらになるか分かりません 国宝級建物用か?
ラオス松は数年後の経年変化の色あいがとてもいい、こがね色といいますかなんというか?
ほぼ幻の材木になりつつある日本の栂(つが)トガなんていうそうですが
これらと同じ色合いになるように思います。好む人は好む名品!!
無塗装なので肌触りもよく冬は裸足でも冷たくないかと思います。
ただ無塗装なので毎日同じところを歩くと日焼けが完全になるまで足跡が少し目立つかもしれません。それまで我慢が必要!! 
和風住宅にある風格や味 いいな~~になるまでには外周りにせよ内観にせよ
ほっとく我慢が必要なこともある 手入れをするなとまでは言いませんが・・・ 
風格や味は数年後のその先にあるものなのです。 建築は奥が深い・・・・・
和風平屋の家も6ヶ月に渡り作業してきましたが、来週で大工工事が終了となりそうです。内装造作に4ヶ月強 集中力がよくもまぁ途切れずここまできたもんだ、
近年の家としてはかなりの長丁場でしたが 手間をかけた住まいは誰が見ても伝わるものがあると思います。 
よく行く所行く所で坪いくら?と聞かれますが、坪単価って奥深いはず
どれだけの人数でどれだけの日数をかけどれだけの材料や仕事を行ったのか?
それで出た数字、数秒で答える坪の数字だけでは実際には分からないはず。
こう考えると坪の評価って実にあいまいですよね 正直怖い
このような家を希望されるなら裏を返した内訳の部分も知り考えるべきであると私は考えますがどうでしょうか?
明日は富士宮にて地鎮祭を行います。 晴れるといいです。
ではまた来週!!


2008年07月22日

木目もいろいろ

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先日お伝えした玄関の天井工事 裏の化粧板も貼り終わり終了。
木の木目にもいろいろな木目があるのはみなさんもご存知かと思うのですが
木目によって取れる場所が違うのはご存知でしたでしょうか?
お肉でいうところの肩ロースとかヒレとかと同じでいろいろあります。
今回の玄関ごう天井の写真のような木目は根目(ねもく)なんていって根っこの部分またはこれに近い部分、大きな木の切り株を抜いて製材したと思えばあっていると思います。
根目の木目は特徴的ですね、なんというか力強い 木のラインがいろいろと変化している木目がまっすぐ通っていない。
主に使うところはコッテリ和風の廊下腰板や建具の鏡板、主張したいトコになどなど
和室に使われているのは中目(なかもく)なんていいます スッと木目が通っていておとなしい感じ、落ち着きのある部屋に使われます。 人間で言う肩から腰あたりでしょうか?
その他いろいろ木目にはあります パッと思いついたのはこんなトコでしょうか?
おもしろい言葉もあります。 たまに鴨居材に、二の玉(にのたま)と書いてあることがあります。
何だこれ?思わず昔吹いてしまい親方に聞いた、これいい材料の証でもある 
意味はその材料と同じような材料がもう一本その木から取れた材料ですよという意味と説明したほうがいいかな?続けて取れたということだったと思います。たしか・・
我々はこのように木目を使い分け作業しています。 
材料を生かすも殺すも大工次第!! だれも見むきもしない材でも何に見えるかで職人なら活かせるものです。 材を知ることは経験とリンクする。
また木を知る方と話すのもたまにはいいです。私は2ヶ月に一度木の産地から来る方々と話せる機会があるので毎回勉強させていただいています。
次回は15mの廊下床貼りです。お楽しみに!!!!


 

  

2008年07月20日

地鎮祭行いました

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次回8月に上棟予定の町屋風の家、今日地鎮祭を行いました。
朝小雨が舞いましたが時間にはやみました。良かったです。
今回のコンセプトは約半年前から話し合い町屋風がいいとの要望を取り入れます。
地鎮祭中はずっと私の方を向いていた施主の愛娘のまなちゃん、いい笑顔でこころよく記念撮影、パチリ!!今回の建物も気合入れてがんばります。
今回は38坪ながらシンプルな和風、11個ある分譲地なのでたぶん和風は一件だけでは? 
今週から基礎工事スタートです。こちらはまたお知らせしていきます。


格子天井工事

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昨日土曜日に玄関格子天井工事の骨組が終了しました。
この格子天井前回にも書いたと通り大変シビアな仕事が必要とされます。
手作業による加工技術はもちろんですが、厳密にいうと仕上がりを決めるのは材料に書く墨付け作業で仕上がりの良い悪いは9割方決まると思いいます。
我々はまだ尺貫法なので寸(約3cm)その下の分(約3mm)さらに下の厘(約0.3ミリ)この厘まで測りこみ相手の材料に相手の巾を書き込む 私は今回約1厘強ほど固く墨をつけました。 
こんなことまだ目がいいのでできますが、そのうちだんだんピントが合わなくなっていくのかな?
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加工が終わると組み付け作業 今回はいつも撮影していることもあり写真に登場しなかった私ですが杉山塗装さんの協力で初めて作業中の私公開です!!
しっかり杉山塗装の看板にピントが合っているのがニクイぞ このっ!!
冗談はさておき、組付けには大変気を使う、ただ漠然と組むことはできません
一列ずつ軽く入れ込みそっとあて木をして入れ込みました。
もししるした墨が2厘なんて固くしてありそのまま加工していたら アウトです 4方が45度にしてあり逃げがないため縦のラインが耐えられず夏目と冬目のところで弱い夏目がボソボソまくれてきてしまう。 これを防止するために、組み付け前に材料を少し水で湿らせすべりを良くして組みます。
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組み終わりの拡大写真がこちら みなさんどうやって組入れたか分かります?この難しさ?入り口が狭いのに広い材料がどうしてか入っているように見えませんか?
面のところで小さい45度がこんな小さな材料の四隅で4ヶ所完璧に隙間なく納まり上から落とされた材料が真ん中付近でこれまた隙間なく噛み合う、さらに互いの材料が下場でフラットになる 下から眺めて平らってこと この平らだからこの豪天井は意味があり難しく造らなければならないのです 前回のリビングの天井格子は片方が相手の材料より小さいから楽 違いはここです。リビング写真のアップを参考に・・・
これが一箇所ならだれでもできますが30㎝隣8方に同じ物があるから組が多ければいろんな方向に引っ張られる1ミリなんて引っ張られたらもうガバガバですよ。 泣きますねこうなったらもう・・・・丸ごと投げたくなる。(私もヘンポか?)2日分と材料がパアです。
今回は全部で5×8=40ヵ所まじ合う所があり全体では54マスあります。 
こんな手間かかる天井はあとはお寺の天井と数寄屋の家くらいでは?
最近ではこんな仕事極端に減った 一昔前でも粋な大工か自身たっぷりなヘンポな親方しか?行わなかった?
こんな仕事、幸せなことに私はまだ行えるし経験を何度となく与えられた。 
若いころに与えていただいた分(psまだ33歳ですが) 希望があればこれからも普通の仕事として次の世代にもこんなこともあるよなんて学んでほしいですね。
知らなければこれからはずっと知らないでしょうから。
もちろん私もまだまだ知らないことを調べ上げ勉強しチャレンジしていきたいです。
次回は地鎮祭のようすです。 ではまた次回。

2008年07月16日

和の廊下リビング天井完成

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平屋の家長~~い廊下作業苦労しましたが天井工事完成しました。
今回は廊下の巾を135センチと、広めナノですが天井材も無垢材としては広めの一枚が45センチの杉を用いました おかげでピッタリ3枚で貼りきれます。
赤味も多く見た目もすっきりと仕上がりました。 
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先日作っておいたリビング梁内に納める格子も設置しました。
この格子組む際分かっていましたが実は運搬に苦労しました、 
作業場にて組上げたので現場まで運ぶ際なんと格子がトラックの巾より広いのです!!!できれば平の状態で運搬したい。 なら現場で組めよ!!
少しくらいは巾が出るのいいだろ(ホンとは巾は車より出てはいけない)と思いトラックに載せると巾でまくり!!これはさすがに(そこの車止まりなさい有り) 立てて運べばなんてことないのですが運搬中に一点に力が加わり材が折れる可能性があったので、片方に材料を積み斜めにして運搬しました。
裏の板のはり方を少し工夫してみました。どうでしょうか?
少しやりすぎたかな・・・・・携帯業界に電話やメールが一定額でかけ放題、パケ放題?なんてプランがありますが 私の場合手間かけ放題!!といったトコでしょうか?商品になりそうですねコレ?
今日リビングの天井作業は終了しました。
当の私は玄関の天井作業中!!
次回は玄関ごう天井(格子天井)の墨付けです。


2008年07月13日

ラジアル発進!!

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昨日土曜日は数ヶ月ぶりの土日休みにする予定でしたが土曜の朝長男にどこか行くか?と聞くと 行かない!!今日は地区のお祭りだもんのツルの一言で急遽私だけ仕事が決定。
先日加工しておいた材料にしるしをつけて先月購入したラジアルカッターでミゾ掘り上下で374ヵ所を機械でしゃくった!!IMG_3385.JPG
しゃくった後は組み付け、縦横で上下の区別をつけてあるのでその通りに組んでいく
このときあまり硬く加工されていると木が割れて終わり、本数が多くなるに連れて組むのには気をつけないといけない。
約30分で組みあがりました 現場設置完成すれば全部で216個のますになる。
さてこれどこに設置するのでしょうか? そうですこれが依然書いたあの究極に難しい玄関の格子天井・・・・といったら怒られますね 冗談です リビングの梁の中の一角にいれます。
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拡大写真はこちら 1マスは14センチくらいでしょうか?
しかしこれ今まではすべて手作業で加工していました 216マスということは上下の材で倍の432ヵ所にしるしをつけ左右あるので432ヵ所×864ヵ所を一本一本のこぎりを入れ、432ヵ所ノミで欠く 気が遠くなる作業 推定3日?くらい必要だったでしょうか。
ラジアルのおかげでクセもなく半日以下でここまで完成 さすがは文明の何とか?
建具屋さんの木工機械は大工の建築用と違いさらなる精度が求められる。さすがは建具の機械 でも勘でシャクルのは私 両方すごいぞ!!
明日以降に216マスの天井に一枚一枚貼っていく これはオヤジさんの仕事
少し変わった貼り方になります こちらも加工して 結局3時半に終了 
幻の2連休でした。
今日は本番の日曜日 焼津の現場見学会に少しおじゃましてきました
大工と設計士さんのコラボでつくった家は私にはない発想が随所に見られ、いろいろ勉強させていただきました。ありがとうございました。 また子供がうろうろしてご迷惑おかけしました。即刻退場処分にしました。
たまにはこのような勉強会も必要ですね、職人はどうしても一人になる習性というか
違う地域の方となら逆に連携もなにかとしやすいような?
久しぶりに勉強になった一日でした。


2008年07月11日

カブトムシ発進!!

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今日は小笠原建築カブトムシ養殖の部?の話です。
昨年10月ころお話したカブトムシの幼虫が今日帰って見てみると1匹成虫になり出てきていた、しかしどういうわけか羽が柔らかい状態で死んでいた。
もしやと思い少し掘ると2匹成虫になっていた 早速持ち帰り子供に見せた
大喜びでした、ムシカゴで飼っている4匹はまだサナギのまま すこし黒くなってきたからもうすぐ成虫になりそう 成虫になったときは羽がまだ白い 貴重な瞬間をぜひ
子供に見せたいです。
帰りに近所の森によってみるといるいるクワガタが!!いっぺんに15匹獲れました
さすがオレ!!小学時代は久沢のファーブルなんていわれていた虫取り名人
昨年は一晩に30匹も捕りました。
私どういうわけか森に多い蚊にはほとんど刺されない体質なので楽です。
みなさんカブトムシ、クワガタがほしい方いますか? いましたらご連絡下さい 差し上げます
また子供と一緒にとりに行きたいけどポイントが分からないお父さん ご連絡くだされば、ポイント教えますよ お気軽に!!
週末は同業者の見学会(焼津)に呼ばれているので、行く予定 
邪魔しないように見てきます アンケートもしっかり書いてきますね?

2008年07月10日

祝100回

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今回で棟梁の日記もめでたく100回目となりました。
だれも読んでくれなかったら、どうしようと始めた ブログも約1年3ヶ月で100回目
よく続いてます。
これからも大工仕事の秘密の部分にも突っ込んでお話しますので
よろしくお願いしますね。
また100回記念で少し予告!! 9月にみなさんに大発表があると思います。
なんでしょうか? まだ秘密です お楽しみに!!
昨日は現場仕事を1日お休みして、作業場にて毎度おなじみの取り付ける材料の加工をしました。
さすがに、全加工は数がありすぎていっぺんには加工できないこともあり 毎朝チビチビやっておりましたが ここで腹を決め90%の材料を加工
それでもまだ少し残っています。
加工した材料のひとつが写真の長押(なげし)和室の鴨居の上に付いているあれです。
長押の多くは合板モノが一般ですが、今回は無垢材を使うので1から加工して仕上げました。
三角なのでみなさん加工を嫌い合板に走るのでしょうか?
この長押、ある材木屋の番頭さんが昔こういった この長押ってハンガー掛けるためにあるんだってね!! えっ!! なわけないだろと思いましたが 
どうやらほかの大工にホラふかれた模様で、ずっと信じ込んでいた。
大昔にハンガーあるかって!!
でも皆さんもよく服掛けたりしていませんか? 大工さんのホラ話にはご注意を!!
この長押取り付けるにはかなり難しい 普通の和室工事の中で1番技術がいると私は思っている。 
下場は45度横は縦に長くぴったりつくように仕込む 柱をまたぐので、のこぎりの引き具合や鴨居のむくらせ次第では、はまることもある。
サッシを付けるころから、先を見て関連部材を取り付けておく、したごしらいがモノをいう大変厄介なモノ
失敗したら材工で軽く5万は飛んでいく、なのでなかなか見習いの大工には負かされないことが多い 私も昔は長押があこがれでした 今ではドキドキもしませんね
だからより難しいものを考えチャレンジする 職人の道は長くけわしいのです。
その他腰板とリビング天井材を加工し終了 後は下駄箱とリビングの収納天板を残すのみ 
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今日終わるはずだった、和の廊下天井は余分なことやっていたら終わりませんでした。
明日朝いち終わりそうです 追って親父さんが、天井板貼りを行う模様 後ろからあおられてますね。
廊下の天井材がまたすんごくイイ!! 一度見たらびっくりしますよ。
貼り終わったらまたおしらせします。
明日からはリビング天井に入ります ここでアノ新型中古機械が登場するのだ。
次回はラジアル発進!!をお送りします たぶん・・・・・
100回目を記念して感想お待ちしています よろしく!!

2008年07月08日

ダイニングの大パノラマ

IMG_3362.JPG先週末ダイニングの天井が完成しました
キッチン正面から見るとなんとなく大パノラマといったところでしょうか?
昨年秋にも同じようなものをつくりましたが、今回は面積が3倍もあり和の空間をより感じる仕上がりとなりそうです
今回は素材を少し変えた、仕上げの板をビックリ!!なものとしました。
それは実際に見たモノだけが味わえる 味でしょうか? ナイショです。
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これが完成写真です 仕上げの板はうちの家宝的なものとしました 
次頼まれても、もうほとんどないです・・・・・
こんな和の空間の下での休日の朝食はうまそうですね? コーヒーのさぞかしうまいことうまいこと?(ここではお茶か?)
平屋の家はLDKと廊下、玄関にご期待あれ  皆さんがあまり見ることのない仕事が続くと思う。
現在は廊下まわりの制作に入っています。すごく長い廊下なのでくどくなく、作らなくてはならない、ここでも専用の材料寸法につくったものを取り付けて折ります。
木曜日には廊下は終了、次は玄関の天井制作に入る
玄関は格子天井別名 ごう天井 これ一般の大工さんが造る天井では1番難しく
難易度が高い技術が必要 何度となく組んできましたが緊張する仕事ですね?
うまく組めたときの鼻が高くなること・・・・・
どういうわけか?和風にこだわるお客様はこの天井にこだわるというかこの言葉を知っている あと入母屋という言葉 どうしてでしょうか?全体の雰囲気に合わないこともあるのでこれらは注意してお話しています。
次回は記念すべき 第100回!!100回記念とまではいきませんがお楽しみに
読んでいただいている方 お祝いのメッセージ待ってますよ。


2008年07月03日

名わき役のクサビ

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我々大工工事に欠かせない わき役がいる このわき役どんなに狭くても手が入らない所でも入っていく その名はクサビという。
先端は薄くさまざまな角度につくる三角形のクサビ
どんなときに使うのか? 室内の造作工事なんかよく使いますね。
材料を引き寄せたり、接着が固まるまでの間の仮押さえ、人間の手が入らないところに打って材料を持ち上げたり、これがないと仕事になりませんね ホント!!
打ち込むときに材料や用途に応じてクサビの材種を変えます 
あまり柔らかい木に硬い木のクサビ打ってもめり込みすぎて裂けてしまいますからね。
ひと現場200個以上は作っていると思います。
明日もどんなクサビを作るでしょうか?
現場はただいまダイニングキッチンの大パノラマ工事の骨組みが完成した所
明日はパノラマ工事のせまーい所の天井板貼り 和系天井板貼りは下から打つのではなく天井を下に見て貼るので大変 小ぶりの方が適している 
仕上げはオヤジに任せ次の造作工事に向かう私である・・・・・・
ではまた次回!! 
毎回ブログ読んでくれている方 毎日感想お待ちしています 
同業者の方?も感想待ってます。

プロフィール

小笠原紀和 大工暦18年

小笠原紀和

2008年07月の記事

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