2012年02月28日

久能山東照宮

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こんばんは!!
2月も残り1日早いものですね!!
お正月迎えたばかりと思っていたのに!!でも今年はうるう年、1日働けます
ラッキー!!
写真は先日お伝えした世界遺産!!久能山東照宮の石階段です
ここ1153段だったかな?を登っていきます
その昔よく作ったよ山の上まで・・・スゴイ労働力
階段の高さはそろっておらずバラバラですがこれがまた悪いテンポにならず
逆に疲れが出ないような気がした。
子供達はお先にっ!!ていってしまい追いかけたが・・・・結局山頂まで姿は見えず・・まだまだ子供には負けないと思っていた自分が ショック・・・

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そんなショックも山頂にてきれいな景色が心なごまし癒してくれた・・・
ココには門がありここから東照宮まではもう少し歩く

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本殿です23工程の漆塗りだそうでとてもきれいな建物、本殿四方周りには柵?がありここに日光東照宮のような眠り猫のような飾りが付いていた。
修復中の物もありすべては見られませんでした。
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本殿奥の階段を上がるとイヨイヨ徳川家康が眠る神廟がある、西を向いている
日光東照宮とこの線上でつながっているってテレビで見たけど
神廟右奥の角に見落としがちですが、家康公の愛馬を埋めた後なるたて看板を見つけた、ひっそりと角に埋められている。
静かというか静けさが漂う場所であり家康公の力を感じた場所でした。
みなさんも世界遺産久能山東照宮にぜひ足を運んでみては!!
富士宮の現場は内装造作工事に入り今日は天井貼り、
3月上棟の家はもう準備がはじまっており今週破風板が入ってくるので早速加工します
沼津の現場はといいますとこちらはもうすぐ完成、見学会は3月10~11日になります。
2階のブラック数奇屋和室はなかなかおもしろい出来でして、そのほか真壁ブラックの部屋は古民家みたいで私は好きです。
3月10~11日は沼津に出かけよう?
詳しい写真はまた今度
ではまた次回!!

2012年02月14日

いちご狩り

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先月、設備業者の松野君が現場にやってきた。
たまたまイチゴの話が出た所、うちのおじいちゃんが久能でイチゴを育てているから
親方みんなで来てよ!!ってお話を頂いた。
1月のいちごってうまいんだよね!!
というわけで遠慮なくみんなで押しかけた・・・
ハウス内にはイチゴの香り・・・うまそうだ!!
ここでも遠慮なくイチゴに喰らい付く親方・・・
おいしかったです。

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写真が後姿だが誘っていただいた 松野君だ!!
この男私の知っている中では最高にイケメンである!!
失礼!!イケメンでなくハイパーイケメン!!である
ものすごい色男!!ありえないいるもんだね!!って言うのはこの人のことをいうのだろう・・・
芸能人にならなかったのが不思議だ・・・おしい!!
悔しいが私もこんな顔に生まれたかったよ・・・
性格も実に男らしくやさしく背も高い!!まさにパーフェクト!!
昨年末結婚が決まったらしい おめでとう!!
おしあわせに!!

イチゴ狩りも楽しみでしたが 新妻も見たかったです 次回に期待!!(笑い)
その後棟梁たちは世界遺産 久能山東照宮に登った。
東照宮の模様はまた次回!!
明日は雨で延びている丸太加工が出来るかな?
ではまた次回!!

2012年02月10日

和風きりよけ工事

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こんばんは!!
立春がすぎ早数日、朝少しずつ温かくなっていくのがわかりますね?
といっても現場は富士宮山間部ということで下界とは気温差昼間で3度?
夜間は5度違う真冬・・・本気で寒い 寒さが違う
今日は西日の差す西側で和風きりよけをつくりはじめました。
いいですねー?きりよけ・・
私きりよけ制作大好きでして、乗り乗りでしたね!!
近年では同じ和風住宅でも作らなくなったきりよけ、あると何かと家の為になる。
必要だよねやっぱり、建築法規の制限がない場所なら付けたいね!!こんな軒

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20年前は洋風住宅にも箱きりよけなんてよく付けた、時代は変わり今はアルミの
きりよけ(軒の出5センチほど)のチビきりよけなんてのが一部で流行る。
軒としても役割はなく あくまでデザイン?
夕方ひとつ完成!!
いいですねー?緩やかな勾配のきりよけって・・・きれいだ
写真のような一般的な組み方のきりよけから板だけで造る板庇なんてのもある
おもむきがありますね、板庇・・・
現在4人で作業していて作業もはかどります。
明日からは玄関と玄関西側に丸太桁と丸鷹タルキで造るいつもの土庇制作にはいります。
シビアな仕事ですね丸材の加工って なれもありますが・・・
おすすめは西の土庇!!これが出来ると西側は・・・
う~~~ん!!なんともいえない和の住まいに変身するであろう・・・
今から楽しみである。
4人で作業していると段取りに追われる、ホントなら私は段取りに専念すべきだが
そこは職人上り・・・ダメですね?現場から離れられないコノ性格・・・
みなと同じようにやってしまう・・・現場って楽しいですよ!!ホント・・
えらくなれないタイプですね私って・・・
明日の丸太加工が早くやりたくてやりたくてしょうがないですよ!!
次回は加工のようすお伝えします。
では楽しみに!!


2012年02月05日

沼津ひとだんらく

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おはようございます。
10月に上棟した沼津の現場の大工工事が昨日ほぼ終了しました。
2階は濃い茶系に塗装します、今回は一段上げた和室も塗装するらしく楽しみ!!
ブラック和室とでもいいましょうか? 小民家みたいに仕上がる?
写真はのこぎりです、プロの使う鋸ってその辺のホームセンターでは置いていない
みんな専門のトコか長野からやってくる道具屋さんから買います。
細かい仕事用の7寸目から大きな材用の尺12寸と大きさや用途はさまざま、片刃の胴付なんてのもある、丸い鋸なんてのもある
大きさだけではなく、鋸の硬さや厚み、刃の本数みんな違います。
昔はよく切れなくなると目立てという、刃を砥ぐ?作業を新潟や近くの鋸屋に依頼したが現在は使い捨てになってきている。
こっちの方が切れるしね!!喰いこみっていうか切るとき材料に吸い付く感がちがうね 良い鋸は 挽くだけで入っていくっていうか?
鋸ってよくできている。
たとえば最近流行の電動スライド鋸で90度直角にきると切り小口はすべて平らに切れる、精度はすばらしい、手鋸のように何回ともなく挽いてきればズレもあろう、しかし不思議なことに電動のように平らで直角に切れればいいというわけではない
これでは相手の木に取り付けると見えるほうが空いてしまうこともある、理屈では相手にピッタリ付くはずなのですがこうでないのが現場作業!!
何が言いたいのか?
良い手鋸で材料に4方切り墨をしてまわして切ってみると答えが出る!!
切り落とした小口に平らなさしがねをあてて見よう、なんとまっすぐ直角に切ったはずなのに小口真ん中が少しへこんで切れているではないか!!
不思議!!ここが電動には出来ない手鋸との最大の違いなのだ!!
こうなっていたほうが相手に取り付けるときに外部の見えるほうのみが付いて、内部の方が0.3ミリほど空くことによりより材料が相手に言葉は間違っているかも知れませんがよりめり込む?ってイメージかな?
この間にあるものをつけて入れるのですが、こうすることで長い間住まいの環境にも
着いていける仕込みになる。
電鋸で切って中空かず仕込むとその日は付いているが少し時間がたつと空いてしまうことがある、同じ仕込に見えても見えない中!!に秘密があるから建築って怖い・・・
これは手鋸のアサリ(貝ではないぞ!!)と鋸真ん中辺がすいてあり、真ん中が薄く仕上げてあるからこう切れるのです、これがうまく調節できていない目立て鋸だと・・・
鋸作る機械の最後の調節の精度って1000万円ほどかかるって聞いた、古い精度の機械だとこの最後の作業がうまくなく、プロ達の腕はごまかせないようで、辞めてしまう鋸屋さんたちは多い
最近では有名な長野の老舗鋸屋が終わった。らしい・・
ノコノコやっていたら鋸屋はできんようだ きびしい・・・

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ココ10年私は鋸は播州(兵庫)より取り寄せている、播州鋸は切れる!!
すばらしくカライ(職人用語でいうと う~んやわらかいって言うかな?すぐ割れる)
が切れる。硬い鋸は造作ようには向かない、挽いてみないとダメだね鋸の世界は

吸い付くんだよね、長野 新潟のものより 良いように思う。
播州には砂鉄から集めて造る鋸があるらしくこれがまた独立したら必ず持たねば村八部にされる地域があるらしいぞ!!

言っときますがこの鋸100万以上とのこと・・・
何切るのでしょうか?握っているだけで切れるとか?うわさ・・です スゴイ!! 
富士市でよかった~~!!
造作がうまくいかないで悩んでいる若手大工さん、自分の挽き方にあった鋸を探してみるのもいいですよ?
私は播州鋸と出会い変わったね 自分のクセに合ったのでしょう。
邪道かな?
経験数こなすもありますが、自分に合う硬さ、やわらかさ、挽き味が合うと造作仕事もうまくいき 気分ものりのりで出来るからよりうまくいくよ
カンナは台次第だしノミは自分次第、鋸だけは選ばねば自分ではどうも調節は無理でしょ?
たくさんの道具屋と話してみよう、ネットだと意見までは聞けんぞ!!
おじいさん系道具屋はいろんな経験を持っている、このご意見を引っ張り出せ!!
私は材料屋ともこの手で話す、知識がつくよ 仕事だけ出なく経営判断力も付く
力になるのよ 人と話すって・・・
人と話す、聞いてみる 簡単に言えばよくしゃべる!!これば基本かな 若手は?
親方んトコにいるとついつい黙ってしまうのはわかるが、ひとり立ちしたらこうではすまない、こちらも自分次第だろ?
しゃべらないと良い仕事できるようになって独立しても手間請け専門になってしまうのが現実・・・こちらもきびしい世に中・・・
ちなみに私の中学校時代のあだ名はラジオだ!!(止まらないってこと?)
オチが出たので今回はこの辺で・・・
ではまた次回!!


プロフィール

小笠原紀和 大工暦18年

小笠原紀和

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