2014年01月29日

玄関式台工事

IMG_0002.JPG
こんばんは!!
先日玄関の式台工事を行いました。
今回は数年寝かせておきましたタモ材、もちろん無垢1枚板です
手鉋でねじれを取りココまで仕上げました
疲れた・・・
現場に運び造作・・・
写真のかんな 底取りと脇取りで最後の美調節
式台と上りカマチをドッキング!!
ピシャリだ!!
IMG_0003.JPG
ふーぅ!!午前中で何とか仕込みました。
きれいな木目ですねタモの木は木目が力強い
こんな式台工事も最近ではめずらしい
普通の上りカマチだけの工事なら簡単ですが式台まで絡んできておまけに
刺さるのが化粧柱両側だと まー!!大変な作業・・・・重い・・・
でも1番重いのが金額・・・普通の家なら合板カマチで1本数千円ほど
無垢ならそうだな3万円くらいですが式台が来るとななななんと通常この長さで
18万円位だろうか!!
実に合板カマチの20倍!!
おまけに工事は合板なら楽々・・・加工も塗装もいりません
式台は普通の家の実に数十倍の費用がかかっていますこの部分に!!
でも不思議と全体の金額は他社とそんなに変わりません(涙・・)
みなさんも是非住宅会社を比較するのであればこんなプチ知識も必要です
同じじゃないよ建築って?
金額が同じなら同じもの?でしょうか?
中身で勝負!!
いいものはいいね~~!!
また次回!!

地松決まりました!!

IMG_0192.JPG
こんばんは!!
2週間前に下見に行った化粧に使う天竜の地松
先週また行きまして今回決めて来ました。
長さ4m~6m末で42センチ位・・・元だと・・・でかいな・・・
重いです・・・ひとりでは動きません
積み上げてあったものを広げて置いていただき約2時間以上?
かかって決めて来ました。
広げて転がして見ると中々決まらず あーだーこーだー言って決まりません
全体のバランスもありますので良くても細かったり太すぎたり・・・
木選ぶのもかかるよ時間
天竜の地松?意外といい値段するね~!!
何だかんだ言いまして家に帰り見積書みると見積より大幅に足が出てしまいましたが私が納得した材料なのでヨシッ!!とします。
私もあまりちいせぇ事を言うのは聞くのも言うのも嫌いな性格なのでこの材料に自分が惚れたんだから仕方ない
かっこいい事書いてますがこの前惚れたはずの嫁さんに結婚したら金ださないよねーって言われたばかり... 笑い!!惚れ違い?おかしいな俺?
あまりココ書くとおんもに出されるからこのへんで...
大工はたまにこだわりすぎて損もします・・・が気持ちが大事な職業 金ではない
春まで工場で寝かして腰痛になりそうな刻み作業に入るのは4月?
体鍛えて置かないとはまるな? やれやれ・・・
次回は玄関式台工事をお送りします。

2014年01月26日

会社の初詣

IMG_0213.JPG
こんにちは!!
今日は休みを頂きまして、愛知県豊川市の豊川閣妙厳寺(豊川稲荷)
に会社の初詣ということで行ってきました。
写真は本堂ですとてつもなく大きい総ケヤキ造りの立派なお寺です。
実は昨年と今年は喪中でしたが今年は会社の部ということでご理解頂き2年ぶりの
豊川でした。
まずは昨年のご利益のお礼と今年もこなせるだけのお仕事がありますようにと念ずる棟梁
多くは求めずあくまで出来る範囲で動けますようにとお願いしました。

IMG_0205.JPG
入り口の門です、豊川稲荷を訪れたら是非見ていただきたいのが大工以外は誰も
気に留めないこの門の扉の鏡板です
高さ4m巾2mくらいでしょうか?ケヤキの1枚板の門戸
何がすごいかといいますと?
IMG_0204.JPG
見てくださいこの木目!!
ケヤキでこのサイズの1枚板でなんともきれいな 玉杢!!
丸くなっている木目のことですがいつ見ても驚く、もう日本にコレだけのサイズのこの木目を上回るものはないでしょう?
まさかと思い今日2枚ある門戸左右の板を見たところ・・・・なんと!!
共木・・・(ともぎ)
同じ木の板を2枚に割っています、ドンだけすごいのこの門のケヤキ!!
1枚で数千万から億?はしますよきっと!!
みなさんも豊川にいったらココ チェックです すばらしいです
みなさんは普通に通過しますがひとり門前でみまくる じゃまな僕・・・


IMG_0210.JPG
この時期は本堂前で必ず猿回しがみれます
とてもおもしろくサルの身体能力にはいつもダイエットしないと・・・と反省する俺
IMG_0218.JPG
本堂奥の受付所の箱にガツンとくる文字を見つけおもわずパチリ・・・
いい言葉だと思いませんか?
涙が出そうになりました この言葉には・・・
確かに常に希望や目標を持たねば人間いけませんよね?
これらがなければ努力も出来ません 深い!!いろんな意味で深いと思いました
この言葉になんか力を頂いた瞬間でした
今までの俺の信念に間違いはねぇと確信したね 燃えてきたよ俺この言葉
境内の帰り道なんか忙しい仕事に立ち向かう自分に力が沸いたと感じた今日でした
明日からニュー棟梁!!はじまる・・・
みなさんも是非豊川に足を運んでみては?
帰りに建具屋の後藤さんの作業所も近くなので邪魔できますよ?
みなさんも希望や目標をもってがんばりましよう!!
深い1日でした
また次回!!


断熱工事もこじっかり!!

IMG_0198.JPG
こんにちは!!
現場では土庇工事と平行して吹き付け断熱工事が終わりました。
今回は壁床天井を吹き付けとしました。
弊社では約10年以上前より断熱の重要性を話の段階から提案して来ました。
10年前当時は断熱の重要性を話しても誰も耳をかたむけず内装の仕上げにこだわるお客様が多く何いっているの?なんていわれた時代でした。
説明に苦労したのを思い出す そんな時代でした。
ある年配のお客様が8年前にこのことをご理解していただき、
大工さんが進める断熱が重要とする時代がきっとくると言って頂きまして
外断熱入母屋2重タルキを施工させていただいたのを思い出す。
この家の70代後半のお客様は今でも真冬に裸足ですし当時としてはめずらしい
オール樹脂サッシ
今でもここまでの仕様はまだまだ施工している家は少ない
弊社でも材料のすべてを無垢を使い手間暇と材料費を建物にしっかりかけて
おるつもりですが!!
それだけではありません!!
よほどのことが無い限り次世代省エネ基準余裕でクリアの断熱性能の家を
標準で作っています。
よく大工さん系の造る家はこの辺がお留守が多いのは確かですがもう10年も前から弊社は標準!!でした!!
和風の家や化粧木表しの吹き抜け部分は断熱施工が実はむずかしいのです、あとから断熱がはいらなかったりすぐ上が屋根だからとか・・・
弊社は吹き抜けや化粧納めの天井はわざわざ天井を少し下げ断熱施工してから屋根を閉じる!!
とってもめんどくさい納まりも黙っていてもやっています
きれいな化粧納まりの吹きぬけも実はその上にしっかり断熱有りなのだ!!
この辺の納まりに断熱施工は私でも実は苦労話は色々有ります、何日も悩み
納まりを考えて木を組んでいます。
木の使い方の技術ばかりの話になる平凡な工務店ではありません!!僕らは・・・
今回もオール樹脂サッシにオールLOW-Eガラスでしてしっかりといいますか
こじっかり!!!断熱性能が良い家提供しています。
私のブログ読んでいてコイツ木の話ばかりでこの辺はどうなのよ?って思っていた
方すみません!!言葉が足りず書いていませんでしたね!!
OBのお客様曰く小さな暖房機ひとつで冬越せたなんて話も伺っております
通常のPGサッシより樹脂サッシの家は特に断熱性能がもうひとランク上みたいです、お客様の感想ですが?
断熱はグラスウールが主流ですがGWを入れただけですと実は40年前の家と
断熱性能はそんなに変りません、高気密はいらん!!とたまに言われることが
ありますがこの辺もお話済
さすがに家の中に数あるカラクリ装置までは付けていませんが高気密高断熱に性能抜群のサッシはこれからの家には他を削ってでも付けておきたい。
無論換気扇性能も高気密高断熱は重要です、こちらも詳しくは書けませんが性能がよいアノ商品を付けています。
みなさまも断熱性能にすぐれた家を求めていただきたい、オール手造りで無垢材に
健康的な塗り壁とあれこれ付いても弊社は意外とリーズナブルな金額です
といいますかコレが本来の住宅の金額です(コレだけ付けて坪50~60万位)
安さを売りにするつもりはありませんが、みなさまもぼられて妥協しまくりで
おまけに低気密低断熱でオールクロスで坪50万でしたなんてことにならないように
じっくりといろんなトコを見学してみてください。
木にこだわるのもいいですが今日は断熱性能にもこだわってほしいって話でした
断熱施工した現場は昨日の施工前と比べ温かいですもうすでに!!
昼食後現場で寝ていても全然違います!!春と冬くらい違いますもうすでに!!
明日からは午後1時以降まで寝過ごしちゃうかなー?注意します。
ではまた次回!!

2014年01月22日

時間かかりました

IMG_0194.JPG
こんばんは!!
先週から制作している東側の土庇工事
敷地の関係で足場が組めず足場が悪いので動きも限られ日にちかかりました。
写真は今日午後の1時ころ、今日は午前に浜松北部まで行っていたので、ダッシュ
で帰ってきて午後には現場で庇の上でした。
設計、見積、打ち合わせに現場の管理アフターとおまけに材料仕入れに各申請、
現場施工は100%自分造作とぜーんぶ1人でこなしている私ですが・・・ソロソロ
この状況を何とかしないといけません!!
棟梁帰りの高速飛ばしながらなんで俺ってこんな暇が無いのかと自分を恨む・・
朝サービスエリアでご当地ハイウェイの逸品なんてチラシ頂いたので本当はたまにはこのチラシ便りにハイウェイにてスィーツ祭り!!でも頂きながらのんびりしたい所でしたがトンボ帰り・・・
なんとでもなる自分で仕事してきて1日たりともタコったことないなー?常に現場
私は現場を離れ誰かに仕事を任せるなんてことは残念ながら出来そうにない体質
かといいまして打ち合わせと見積もりは責任上自分が・・・しないと・・・
本気で考えてるよ今!!

IMG_0202.JPG
ぜーんぶ自分だからこんな手が掛かったお宅も比較的お安く家提供できるんです実は!!
断熱だって次世代省エネ以上標準!!ですからね(そういえば今日断熱工事してました)
ココで朗報なんと!!4月より30歳の大工さんがひとり入社してくれそう!!
昔の僕より2倍くらいまじめな大工さんです!!
どんどん仕事おぼえてもらってこんな複雑な軒作業も任しちゃったりして!!
僕はこの上の仕事を試行錯誤していきたいので次のステップに移行します。
4月からたのしみー!!待って頂いているお客様!!
なんとか建築まで待ち時間短縮できそうです!!
でも今年オヤジが70だしやめたりして・・・同じじゃん!!
いやー写真の軒どうですか?
きれいでしょー?
なんともいえないよあまりのきれいさに・・・俺うまいね~~自画自賛!!
これ以上すごいの頼まれたら京都に修業に行くよもう・・・
今回いいのは軒のすぐ前にある庭木、植木があるとよりいいねー土庇が映える
和の家には庭、造園ものすごい大事です
今回は東向きなので夏ココは過ごしやすい風が通る道になるだろうなーって前々から予想していました。
軒下にぬれ縁でもおいてゆっくり過ごしたらサイコー!!でしょうね?
みなさんも流行のアルミの縦格子なんてのにお金かけないでこんな軒下で
ゆっくり休日を過ごしてみては?
対して金額変らないかもよ?
しかしいい出来だ!!今夜はいい夢見れそうです
それではみなさまおやすみなさい!!
次回は吹き付け断熱工事のようすです
ではまた次回!!

2014年01月20日

土庇のタルキ

IMG_0185.JPG
前回の続きです
丸太の上に設置するタルキは丸太の依然書いた元落ちの関係が絡んできます
基準の糸なのですが丸太梁の墨付けのときに決めている
本当は写真のように丸太梁を加工しなくても丸太天場にタルキを乗せるだけに決めてしまえば楽なのですが、今回は元落ちもそんなに無いのですがバランスよく左右で見えるように真を工夫したので元の方は少し欠きながら入れました
素人には何言っているか分からないでしょ?

IMG_0186.JPG
1本1本桁に座りよくすわるように仕込んでいきます
丸太を少し加工してタルキを入れたほうが風に強くなります、乗せただけだと釘だけで持たせていることになりますがこのように座らせれば左右の揺れ、風にも強い仕込みといえます
末の方に行くにつれ書き込みは0になって行きますが今回は真ん中付近が少し張っている!!
時間かかるなータルキの仕込み!!20本なり
左官のオヤジが寄ってきて としちゃん!!
ものすごいめんどくさいことやってない? よくやるね~~
めんどくさいっていうかこの仕事は根気だな!!こりやー大変だ!!とひと言・・・
大変なのよホント!!
大工さんですからこういう仕事もタマに年中やってたりして・・・
IMG_0190.JPG
夕方まで午後から11本入りました
やれやれ・・・
タルキが入れば後は大工ならハナクソ掘ってても出来る(掘るな!!)
明日夕方骨材がすべて入るからそうしたらすばらしくきれいだよ!!
写真はまた撮ってきます
また次回!!


土庇丸太設置

IMG_0182.JPG
こんにちは!!
月曜日朝現場に5人いたのでみんなで北山丸太を柱に乗せました。
意外と重い今回の丸太!!
生じゃないんだけど重いな?身が詰まってる?
みんなで苦労しながら入れていると突然飛び出し足場に上ってきたおじさんがひとり!!
救世主か?職人はもういないはず!!誰だ!!助かった!!
よくみると隣のおじさん!!みんなで苦労しているのを見かねて飛込みで手伝いに来てくれた 
ありがとうございました 助かりました!!
やれやれ設置完了!!

IMG_0183.JPG

続いて丸いタルキを設置していきます、
まずは両側のタルキを入れ基準の高さを出します。
両側入れたら糸巻きの出番です
基準の高さの上に糸をピンッと張る
今回は長さ9m、糸がたれるので真ん中を3番目に入れ糸の垂れを防ぐ
こういう角材じゃーない工事は意外と原始的です
丸材は決まった高さが出ませんから求めていきます。
一点を出しておけば楽です
大工らしい仕事ですこの辺は?
角材ならさしがねでどんどん出来ますが丸は凸凹だったり太さがまちまちだったり
ハッキリしません
おまけにタルキが丸だからもう大変
なれですが・・・
タルキの仕込みはまた次回!!


2014年01月19日

出た!!大吟醸の甘酒

IMG_0179.JPG
みなさまお待たせしました!!
昨年春に書いた奇跡の甘酒!!
富士宮市上柚野の富士錦酒造さまの大吟醸酒粕がでました!!
昨日弊社甘酒購入配送係りの鈴木君よりTELが入る
ついに今年も来ましたよ!!この季節!!
鈴木より普通の酒粕は年末に頂いておりましたがついに!!
うれしいです今!!
近くのS様!!いつもお世話になります!!先日話した出ましたよ大吟醸!!
畑仕事してる場合ではありません!!今すぐ歩いて買いに行って見てください!!
今夜は甘酒であったまるぞー!!
みなさまも是非!!うそだと思って飲んで見てください!!
今までの甘酒がいかにインチキだったかわかるすばらしい味です
尚砂糖は三温糖を使うと上品な味になるようです
ありがとう富士錦さん!!もう少したったら鈴木が夏用の冷蔵貯蔵用を買いにいかせます
ありがたくいただきます
みなさんも是非!!


青森の誇る銘木

IMG_0170.JPG
今日19日は日曜日でしたが、お休み返上で仕事してました。
ちょっと特別な材料加工で落ち着いて仕事したかったからであります。
土庇が付いた下に施工する玄関外部の腰板制作だ
写真の材料は何度も出てきますが東北青森が生んだ私が日本一好きな木
青森ひばだ!!
何度さわっても削ってもいいこの木 初恋は青森ひばでした(ほんとかよ?)
冗談はさておき今回のひばは実はオール赤味の柾板なのです!!
外部用ですのでいつもの2分3厘で板目ではなく倍以上の15mm仕上がりの柾板
私の中ではこの腰板は1番の上等品でしてね?
建具材として仕入れたものをわざわざ腰板に加工してます。
一般的に建築材の数ある木のグレードの中では建具材が1番高価な位置づけなんですね実は・・・

IMG_0172.JPG
どうですかこの木味!!
黄色身かかった中にほんのりムラサキかかったすばらしい色合い・・・
もし間違ってもう1度自宅作ったら青森ひばは沢山使います。
木曽ひのきや秋田杉の柾板もすばらしいですが・・・
やはり青森ひばが自分の中では最高に好きです
2番は秋田杉の赤柾板
何がいいかと言いますと経年美がすばらしいと個人的に思っています。
ひのきは経年美はやたらと黄色くなってしまいますが青森ひばは違う
人が住み始めて数ヵ月後少し濃くなり1年後にはなぜか少しうすい色合いになる気がします、このときの風合いがもう最高!!
私の妹の家のリビングにも貼ってありますが、とくに午後3時の夕暮れの床に当たったひかりの反射光がひばにあたったひにゃーもう何もいらない・・
落ち着いた感じです これは みごとです!!
香りもすばらしく水に強い青森ひばは、白蟻が全滅するくらい防蟻能力も高い
まさに敵ナシの最高な木であります。
この木の最高グレードの赤身柾板ですからねー?数ある腰板の中ではコスト的にも
最高です。
まぁ弊社では普通にある材料のひとつですが!!難点はその希少性
成長が遅いらしくひのきの2倍時間がかかるそうです なのであまり山からココ静岡まで流れてきません
なので私も板目はよく出しますが よほどココに使ったらイイと!!思わない限り
めったに柾板は提案しない弊社極秘?(大げさです)の材料・・・
無駄にしたくないだけです。
実に6年ぶりに腰に加工したかなー?建具にはちらほら使っていましたが
こう書くと待って頂いているお客様より なに!!そんなにいいならうちにも使え!!大工って電話がなりそうですが、青森ひばは私のセンスの中ではひのきや杉みたいにどこでも
タダ使えばそれなりに映えるものではありません、さっきも書きましたが他の日本の木に比べ色が少し薄いんですね ぼけているといいますか?
だからポイントでアクセント的に使わないと何にもいいと思っていただけないかもしれません。
さりげなくが似合う材料なんです私の中では・・・(素人には難しいかな?)
狭い部屋が似合うといいますか?
2年位前に施工した平屋のT邸のトイレの写真が施工例にたしかあったと思いますがここがオール青森ひばのトイレです
こんな狭い空間だとなぜかナミダが出るほどいいねー!!
という訳なので私がイイッ!!ココだぁ!!と思わない限り柾板赤味は使用できません
それでも使いたいときは札束で棟梁のほっぺをピンピンッてはたいてこれでもかって言って見てください
しっぽを振って使うかもよ?(大笑い)
冗談ですが 使いませんよ!!超自然乾燥させてますから 時間は金で買えません
建築中の和の家の外部は腰板を含め今月末には大工工事が終わる、
こうなると内部もすばらしくしないと、何だよ!!
外はすばらしいのに中はスカスカじゃん!!
なんていわれたくはありません!!
当然いつもの意地でもよくなります。
内容はひみつ・・・色々毎日現場であーしよーこうしよーって考えてます
お楽しみに!!
また次回!!

天竜路丸太放浪の旅

IMG_0153.JPG
おはようございます。
先週仕事にかんずめでしたがスキを見つけて富士を脱出!!
浜北から天竜まで地松の化粧丸太を買い付けに行きました。
林業の盛んな天竜区でも地松の丸太を挽くところはココだけになっています
ココは松にありがちな挽きたての生材ではなく数年屋根下で乾燥してくれてあるので
安心
こちらは4m~5m材です
たくさんありましたがチト時期が遅いらしく残りわずか? あるなでも?

IMG_0148.JPG
こちらは6m以上のもの、どれもひとりでは動きそうに無い材料・・・・・
重そう・・・
次回からこういう丸太を化粧で組んでその上に化粧屋根を見せる飛騨高山の昔の家みたいな家が数件続くのでそのための仕入れです今回は
70歳くらいのオヤジさんが説明案内してくれた。
今回は積み上げてあったのでひとまず仮にツバつけておいて来週土場に広げておいてくれるそうなので木味みて決定は来週・・・もう1度浜北かよ・・・たまにはいいか

IMG_0158.JPG
帰りに生丸太が置いてある土場も見学してきました。
1000本くらいありました。
あるねー松も しかし浜北天竜寒い・・・
写真の上のほうにひときわひん曲がった丸太が・・・
いるんだよなーこういう列みだす奴!!かならずどんな世界にも!!
えっ!!読者のみなさん?あのひん曲がった丸太は人間に例えるとお前だろ!!
ってか?ひどいなー1本取られたなこりゃ? 参りました 座布団1枚あげます
でもね地松丸太の世界はこういうへんにひん曲がったものからなくなって行くんだって!!
やっぱ今の世の中 個性だねー?どんな世界もって説明聞いて思ったよ・・・
みんな同じよりひん曲がったくらいのほうが引っ張りタコなのでしょうか?
世の中人まねでなく個性だと木を通して学ぶ今日・・・合掌・・・
でもねこんなにもホカと比べ曲がってないよ僕も!!よく写真見てよ!!
ねじれてるよ!!スクリューみたいだよこの丸太!!どうやって製材するの!!
僕もこんなにもねじれて無いよ・・・まったく いっときますが・・・ひどいよみんな!!
棟梁心はガラスなんです(防弾?)
IMG_0155.JPG
もう1本曲がりありました。
昔世話になった親方の○○さんみてーだなーこのひねくれ様は・・・なんて思いながらパチリ・・・
怒られるぞこんなこと書くと・・・
木も色々な表情がありますねー
来週また天竜に行ってきます
たまには材料仕入れでリラックスもいいものでした
帰り道吉田ICで降りてお客様より依頼がありました現地を見学
まだ造成中でした、家からちょうど高速で1時間でした、この辺が限度かなー
営業エリアとして、中々いい分譲地でした、日当たりもいいねー!!ココなら
平屋で数奇屋っぽく仕上げたら目立つねーこの辺にはない造りで目立つね!!
なんて思いながら帰宅
走行250キロの天竜路仕入れでした。
たまには現場離れるのも イイね!!
また次回!!

丸太加工はじまる

IMG_0146.JPG
こんにちは!!
きりよけ工事が終わりまして現場もだいぶ和風の家らしく雰囲気が出て参りました
いいですねー!!こんな角度でみる和の家  すてきです・・・
あと何年こんな家が施工できるのだろうか?
減っていますが和の家、でも私のところにはまだまだ何件も依頼がきています
和の家も住んでみるといいのですがねー?ちゃんと造られた和の家は違いますよ
みなさんは本当によく作られた和の家見たこと無いでしょ?
ほとんど見学会には出てきませんからねーいい家は?

IMG_0161.JPG
今回の和の家最後デコレーション!!作業であるいつものなが~~い!!
庇に使う京都北山丸太が京都より届きました。
今回は約9mです、末口5寸(すえくち立っている状態で上、頭のほうのことです)
下は元(もと!!根っ子ですね)こういう言い方します 丸太の世界は
元落ちっていって今回は7寸が元で末で5寸だから元落ち2寸です
木は段々うえにいくにつれて細くなるでしょ?コレが通称元落ちといいます。
本当はもう少しいい意味で丸太は細くしたかった、今回の家でこの距離なら
末で3,5寸で元5.5寸くらいにしたかったけど柱と柱の距離が今回結構飛ぶので
こうしました。
最近台風が大きくなり風圧のことも考えると心配
桁事態はそんなに風圧は関係ないように思いますが、丸太作業は丸桁からその上に乗せるタルキや柱などをバランスよく決めて乗せたいので桁スゴイ細くするとタルキも今回のものよりだいぶ細くなるのでこうなると全体で2mにもなる屋根の距離にあたる風圧を思うと中々いい意味で細くできません
京都あたりで超お高い数奇屋の家にはどんなに長くても元で5寸(15センチ)
以下しか注文こないようです。
末で一体どれだけ細くなるの?8センチ?
度胸があれば僕もつくりたいですこんな細木にて・・・いい味でるんだろうな~
心配性な僕にはできないかな?
台風で飛んだなんて聞いたこと無いですが?
自分の家ならもっと細い丸太使います、屋根特殊な納めがありましてそれで納めます
木の特性はこういうものだというものもココまでくると納得していただかないと特殊な納めは
無理なのであくまで一般的な納めで、しょうがない部分は自宅の時に・・・


IMG_0163.JPG
これに丸柱を入れていきます。
桁丸太の木肌の丸身に何度か入れては加工しまた入れ取る作業
シビアですこういう仕事は

i
最後のほうはエンピツが付いたほんのわずかな部分を丸いノミでゆっくり削ります
こういう作業をひかり付けといいます、1日に数本しか加工できません、
ひとりの職人がこの部分だけに1日に3本とかしか出来ないのですからすばらしく
リッチな仕事でありコストのかかるのが土庇制作です
今の建築作業は早く終わらせろ的な考えですがそんなこととは無縁の世界
よく同業者が小笠原さんちはこういう仕事が続いていいねって簡単に言う
どっかの年配大工には高級な客ばかりでいいねって言われたこともあります、
高級な客ばかり選んでいるかのような発言です、そんなこと出来るかい!!
こっちはお客様が施工業者を選んでもらう立場なのだから無理ですね選ぶなんて
他人は勝手なことを言う(コイツにはこじっかり文句言ってやりましたが)
デモねこういう技術(たいしたことではありませんが)は持っていても使わなきゃ
しょうがないのです!!
みなさん!!わかります!!この世界の厳しさ!!
こういう仕事や入母屋なんかは安いからやらない出来ないなんていう方がいましたがコレだから建築は衰退・・・
出来るんなら使わなきゃ 技術!!大工らしいじゃん!!
気持ちいいよ終わったとき 
せっかく若いころ(涙)苦労して教わったり見てきたことを捨てるんだったらナンたらこうたら言ってないでやるの!!動くの!!
工期や日当なんてどっちでもいいんです、(工期は守ろうね)
よくしすぎて熱中しすぎて工期が遅れお客様のアパート代出してでもやらしていただいた現場もあります実は・・・いいねーこういう家は・・・
いいよ手間かけた和の家・・・
今回の土庇も屋根骨組終わったら下から眺めると気持ちいいだろうな~?
この瞬間がやったー!!でして職人としてなんともいえない達成感がおとずれる
僕ら大工はお客様の夢をかなえる仕事です
お金や理屈で無い部分もあってもいいではないか?全体をよくするのはさすがに
無理でも1部分でもがんばることがあってもいいと思う。
ひと現場10日くらい捨てたって思ってがんばる部分があってもいいではないか?
引渡しのときまたその後いやー良かったと言われればアンときの苦労が報われる
コレが大工さん 大工道かもしれない
今回は実にえらそうなブログでしたね~~!!
腹八分目程度に読んでください(笑い)
最後がしまりませんが
また次回!!(今日は日曜日ですがゆっくり外部の腰板加工してます)
ごきげんよう!!


2014年01月12日

仕事はじめに発進!!

IMG_0135.JPG
こんばんは!!
今年から出そう出そうと伺っていた新ノミを仕事はじめに出した。
写真は新旧のノミです1.5mmの5厘も発進!!
旧型は随分短くなったもので早いもので5年でのこりわずかに・・・
ノミと鉋はヘリが早いですねー僕らの仕事は、よく使います。
新型は1週間たってもまだよく切れます・・・スゲーなこのノミよく出来てる
よくスゲー高いノミなんて買う奴は馬鹿だって声も聞こえてきますが、安いのは硬い材料で長時間同じ作業するとクビが曲がったり折れちゃったりするんですよ・・・
アナタは本当に鍛造ですか?と聞きたくなる?
今まで数本ありましたあれはDIY用ですね プロ向きではない

IMG_0143.JPG
現場も外回りの65パーセントが進んでます
今は窓上に和風きりよけをつけています
全部で5ヵ所、今では和きりよけもめずらしいです

IMG_0142.JPG
写真がありました、前回の話の入母屋では戦艦ヤマトの大砲のように豪華にくどいくらいに造りますが、今回のきりよけは同じ和風でもすっきりさっぱりと仕上げます
色々パターンを分けています大工さんなら?
土曜日南側の和きりよけを製作中後ろからなにやら かわいらしい笑い声が!!
振り向くとそこには私の?合格点を超えた23~25才くらいの若い女性2人が私をみているではないか!!
棟梁!!来た!!っ思ったよ!!人生第2モテキ!!
和きりよけなんて女の子が見るわけも無い!! チト ドキドキ・・・!!
かっこよくタルキを二本差込み いいところを見せておいてもう1度さりげなく振り向く
・・・・・誰もいない・・・おかしいな・・・あれ美女2人は?
家にかえりこのことを嫁さんに言うと・・・
チャックでも開いてたんじゃないの!!とのこと
あるわけないか~何が第2モテキだ!!このアホ!!
夕日が冷たく感じた土曜日の夕暮れ・・・
さて今週は京都北山より直送で丸太が入ります
いつもの土庇2mです、今回は庭にある大きな木が近いので掃き出し窓よりながめたらなんともいえない雰囲気になるだろうと前々から予想していました
雨の日なんて最高にいいロケーションだなココは・・・カエルがケロケロなんて
ないた日にゃーもう・・・何もいらない雨の日・・・
庭木だいじですね 水の流れもいいものです 和の家には・・・
すごくいいよ今回の庇は!!庭と小さな丸窓もあり完成時にはここにサプライズで
なにか特殊な建具を入れたいと思う、現代の名工がきっとサービスでいれてくれる
ことだろう・・・?
ごちそうさまG様・・・世界遺産富士山と三保とか・・・
勝手なこと書いてますが期待してます
ではまた次回!!


正月も終わり

IMG_0123.JPG
こんばんは!!
正月休みが終わり一週間がすぎました、今年はお餅をたべすぎず太りすぎず?
なんとか休みを終え動きもいつもの正月明けよりかろやかなきがします?
写真はそんなお餅をついたときの写真です。
どーですか?私の餅つき姿!!完全に上棟の梁たたきと勘違いしていますね?
臼の中でお餅が真っ二つになるほどのフルスイング!!
横で返す嫁さんはこれが1年に一度の拷問(恐怖)らしく顔がひきつって腰が引けています・・・何でもさきっぽ(杵)が飛んできそうとか訳分からんことを言ってます
絶対に手は叩かないと言っているのに 信用しない・・・らしい
大工さんは餅つきが早くうまいです みんな!!
大工の作業所は餅つきに適している、燃やす薪もあるし餅をのばすための台に
棒は手摺り・・・イスもある、手で就いたお餅はおいしいです 格別

IMG_0125.JPG
そんな年末10年前に施工したお客様より近所の家が二件建て直しで壊したから
自分の家がよく見えるようになり近所の家施工する大工さんたちが造りを褒めて
くれるから見てけと言うのでみてきました。
もう少し斜めからしかみたことありませんでしたが初めて正面からみました。
出し桁入母屋減りましたねー最近!!
市内でも年間1~2件くらいじゃーないのかなー?全体で?
絶滅危惧家?ですねもうこの辺では?
入母屋もたまーにやるとさしがねの使い方思い出します コレを規矩術っていいます
主にさしがねの表と裏を使って長さや寸法を45度斜めの材料を納めます。
規矩術なんていま教わる若手はいないだろーなー?
みんな棒墨しか知らないだろうなー、お寺の宮大工さんはもっとすごいでしょうが
通常の大工さんなら入母屋納められれば十分でしょ!!
私も数件でしたが過去入母屋作らしていただけましたことは施主様に感謝
写真の家は小さかったけど軒先も勾配を変え2重構造だから軒先が薄くない
よく見ると軒先に厚みがあります、軒を仕上げたあとに見えなくなる屋根を軒先も含め
もう1度屋根に屋根を乗せるとでもいいましょうか?チト複雑なんです2重は・・
建前で職人仕切るのに
みんなが何でこうなるの?状態で初めてですなんて声が多かったので教えながらだったのを覚えてます
きれいなんだよねー!!入母屋の軒つくる過程って・・・最高にきれい うつくしい!!のなんのってほんときれいですよ

きりずま、寄せ棟にはない なんという優雅さ・・・だろうか、造り手も出来ていく
通常なら納めない勾配で緩やかに延びる軒先!!
あぁ軒先様はいったいどこまでおのびになるの?って感じ(よく分からん)
くぅーっ!!思い出すと今でもドキドキしますね入母屋の上棟・・・
もう無いだろうなーこんな注文・・・出来ればオール手刻みで時間はドンだけかけても
いいよなんて・・・・ご注文おまちしています
ホカの大工さんが造りを褒めてくれたって言うのだからヨシとします
昔の俺はすごかった~~♪?かも知れない?
ではまた次回!!


2014年01月03日

あけましておめでとうございます

皆様新年あけましておめでとうございます。
本年も本音有りたまに笑ありの棟梁のブログにおつきあいください。
昨年末は上棟があり現場の都合で忙しく挨拶回りもできず.....
新年は6日より仕事します、5日にはウロウロしてはいますが?
年明けは新潟でした、今年は思っていたほど雪もなく硬めの雪質でスキーを楽しみました
帰り道たまたま通りました戸隠で戸隠神社奥社にお詣りしてきました。
標高1400mの積雪2mの雪降る参道を山の中へ歩くこと2キロ!!
素晴らしい景色と静かな場所!!みなさんも1度戸隠神社奥社で検索してみてください
何か力を頂いたようです、素晴らしいです冬の戸隠神社奥社!!
さて今日はCADの操作の練習です、今年も忙しくなるぞー!!
がんばろう!!大工!!!


プロフィール

小笠原紀和 大工暦18年

小笠原紀和

2014年01月の記事

過去の記事