2007年10月30日

建前準備

IMG_2563.JPG
今日から、11月2日に建て始めるビルトインガレージの家準備が始まりました。
現場で行う大工工事で1番はじめに行うのが、基礎への墨だし作業、簡単のようで
意外と なれ が必要です。次に行うのが土台へアンカーボルトの位置の墨だし、
穴あけ、パッキンの取り付け、土台取り付けと続きます。
明日からは運搬作業、これがまたしんどい作業、トドみたいに巨大な木を現地まで2人で仕分け、高さ36センチ長さ4mの木ともなると手がちぎれそうなほど重いです。
4月から建前作業を行っていなかったので力作業の今日は少し疲れましたね。

写真左の方は基礎屋の今井さんの息子さん、施主様とは偶然にも小中の同級生、中々施主様と会えなかったので、施主様には、写真にてお知らせします。

2007年10月24日

基礎工事

IMG_2533.JPG基礎工事がもう少しで完成します。
基礎工事は今井工技さんに任せています。今井さんもやはり親子で仕事をしていて
ほかに職人さんが3人、計5人で仕事をしています。
基礎工事は1番大事な工事、配筋には気を配ります。今回はD13筋を20cm間隔に組み上げ縦筋も20cm間隔としました。
配筋も大事ですが問題はしっかり配筋に規定のコンクリート厚がとれているかです
ホールダウン金物などを基礎に入れる場合120巾では理屈上は問題ないですが
実際にはかぶり厚が取れないので気おつけたい工事です。
小笠原建築では基礎巾は30ミリ広い150巾を採用しています。
コンクリートは全部同じではありません、実は発注するときに数種類ある強度を指定できます。
今回は偶然にも今井さんの息子さんと施主様とは中学の同級生だったようで久しぶりの再会となりそうです。

2007年10月22日

見学会終了

9回目の開催となった見学会も終了しました。
ご来場いただいたみなさま本当にありがとうございました。
本日月曜日にも1組ご来場いただき43組105人のみなさまとお話させていただきました。 
普通の大工の見学会にこれだけの人数が集まるということはみなさんが大工達に
直接家造りを頼みたいという方が多いという表れではないでしょうか?
数年前ならハウスメーカーさんと比べると大工の家はデザインや職人の管理が遅れているなんて言われがちでしたが、私の知る限りほかの大工もがんばっているようにみえます。実際に見学された方デザイン等いかがだったでしょうか?コメントをいただければ大変うれしいです。
実際に多くの大工に材料を納入する営業さんに話を聞くと富士市では最近中堅のハウスメーカーさんの規模にくらべ、個人大工さんも忙しくがんばっていていい雰囲気だと聞きます。
私も、もっともっとがんばってやっぱり あんたに頼んでよかったよ とまた言っていただけるように気を引き締め施工していきたいと思います。
今日施主様から大工さんそろそろ引き渡しですがひとつ聞きたいことがある
のですが?と・・・ ナンだろうと思っていると、引き渡すときの気持ちは?と聞かれました。私がやっぱりさみしいです、できれば引渡したくないです、できれば私が住みたいですと笑いながら言うと
よし!! それはあんたがこの家に気を入れて造った証拠だ ありがとうと、と言われました。 現場に来ない日が1日となかった施主様といつの間にかひとつになっていたように思いました。 

2007年10月20日

見学会1日目終了

IMG_2485.JPG 総タイルの家見学会1日目が終了しました。
本日ご来場いただきましたお客様またOBのお客様本当にありがとうございました。
今日一日で21組60人のお客様とお話ができました。
みなさん木の家が大好きな方が多くびっくりしました。
いちばん多かった意見がこのLDK素敵!!、いままでこんな天井、建具見たことがない、あんたち丁寧に造るねみればわかるよ、2階も手を抜いていない 押入れの中ここまでやるか?などなど、
またたくさんのお客様から次回の見学会の情報がほしいといっていただけたのは、励みになりました。
毎日毎日木とにらめっこしている大工の家、そんな職人が造る家はどこか違うを感じていただければうれしいです。
しかしこのような住宅を見せるにあたりこころよく許可をしていただいた施主様にはなんともいえない感謝の気持ちでいっぱいです 
そんな施主様のご好意の為にもあと1日、たくさんの人に木のよさを感じていただけるようがんばります。

2007年10月17日

2階LDKの秘密

IMG_2523.JPG 総タイルの家も見学会まであともう少しです。
前回お伝えした2階の洋の部分ですがLDKも完成しました。
床にはナラの無垢材を用いているのですが実は温水式の床暖房が設置されています。
この温水式床暖房はエコキュートの技術を床暖房専用に開発した設備を用いているのでお風呂やキッチンの給湯とはまるで別回路、別機械、これなら必要なとき必要なだけ温水を作れついつい長時間使ってしまう床暖房にも無駄がないのです。
キッチンも対面式ですがダイニング側にも収納があるなどみどころたくさんです
さてこの写真のキッチン、何か付け忘れているような気が?
きずいた方は相当するどいか同業者?(笑) そうですキッチンの換気扇とフードがありません。
ではどうやって排気をしているでしょう? まさかイマドキこれだけの家を造っておきながら窓からとか・・・・・・大工忘れたのか・・・・
実は換気扇にはある特殊な排気の仕方ができる物があります。さてどんな排気なのでしょうか?この換気扇はすぐ近くにいてもほとんど臭いが伝わってこないほど強力!
ありきたりなキッチンにピンとこない方には小さなこだわりかな?
さて明日からはひと段落ついたので作業場の片付けと在庫管理、
終わったら秋田県能代市に行って秋田杉と青森ひばそしてねずこ、原木から製材まで見てきます。 片道820キロがんばって行ってきます。


2007年10月14日

和と洋

IMG_2490.JPGこれまでタイルの家では1階の和の部分のことばかり書いてきましたが今回は2階の洋の部分をお知らせします。
今回は二世帯住宅ということで比較的多い問題、和としたい部分と洋としたい部分の境とそれが違和感なく感じ取れるかです。難しいですが今回は天井の材料を1階2階と統一して色で階層わけしてみました。
どうでしょうか?今まで見てきた 和の空間とまた違った雰囲気だと思うのですが
実際には1階の洋の部分と統一しています。 1階の洋の部分は現場で直接見てくださいね(笑)IMG_2497.JPG
こちらは階段部分です、下向きの照明器具を2台設置して1階の和の部分に夜間
さりげなく洋の光がさしこみます。その1階の玄関は、洋の割合が少し強いので違和感なくまとまった住まいになったと思います。
そろそろ市内に建築するビルトインガレージの家の基礎がはじまるのでこれからは
木や材料のことばかりでしたが、耐震や構造の話をしていきたいと思います。
次回もお楽しみに!!


2007年10月13日

建具工事完了!!

IMG_2482.JPG12日まちに待った建具工事が完了しました。
写真の方が愛知の名工ウッドクラフト ゴトウの後藤さん 笑顔が素敵ですね!! リビングには後藤さんの息子さんが製作に15日ついやしやっと完成した扇のたてぐが!!!これが又すごい!!細かな組子細工は写真ではうまく見えませんが、1ミリの3種類の材料を3層にはりあわせ組み合わせてみたり、神代杉、屋久杉、ホウの木、などさまざまな木を使い(末広がりで縁起物)である扇を表現してあります。
そんな後藤さんの建具が建物に入ると毎回必ず施主さんにある変化がでます。
なんだと思いますか? 
建具が入る前までは大工さんここもいいねーこっちもいいねーと、大工仕事に満足していた施主さんが大工さん!!この建具イイッ!!すばらしい!!最高!!
としか言わなくなり、大工工事が脇役にまわるのです。帰ると同時に施主さんの心までお持ち帰りになるウッドクラフト ゴトウの職人さんたち、とても気さくな後藤さん達は建具界のアーティストではないでしょうか? ニクイぞこの!! 

IMG_2487.JPG奥に見えるのが和室入り口のデザイン建具です。
そのほかにも、和室の障子や間仕切りの建具も黄金比を取り入れ、割り付け建具屋として一切手抜きのない建具!! 
是非直接皆さんの目でお確かめ下さい。だから建具に対する見方が変わるのす。
施主様から昨日、後から来た建具が部屋にとてもまっちしていて、違和感がまるでない、もうずっと前から付いていたようだね! とほめていただきました。 今回の建物は職人達の間で付いた呼び方が  竜宮城  です。 きらびやかな木の表現!!見学会にお越しの際には竜宮城みに来たよ!!と大工に声をかけて下さい。
次回は和と洋の融合の洋の部分である2階を少しだけお見せします。

2007年10月10日

初公開!!

IMG_2470.JPG 今日4月より建築していたお宅の養生がはずされ床 壁 天井がひとつになって現れました。きれいなお宅に仕上がりそうです。今回の特徴は? 一般的に天井はあまり変化をつけず平に造ることが多いですが、このように材の高さ、厚み、勾配による変化、を取り入れると平らな天井にはない、何かが違ってきます。それでは何かとは何か?それは 影 です。このような木組みが見る人を魅了するのは影のしわざだと思います。昼と夜では違った影ができます、昼は豪快に見えたものが、夜はしっくりと癒しの空間にみせてくれる、これが影の影の仕事です。いちばんわかり易いのはLDKのダイニングの勾配天井の部分、今回は影も計算に入れ各部屋に取り入れてあります。 10月20日~21日の完成見学会では昼と夜と分けて見学していただけるとよくわかると思います。 お楽しみに!!
さて今晩も依頼されているお宅の見積り入力!!がんばらなくては!!次回は12日の建具工事 後藤さんの入魂の作品がいよいよ愛知からやってきます。

2007年10月08日

いよいよ大掃除です

IMG_2466.JPG 今日も現場は完成に向け各職人さんたちが作業しています。今回の総タイルの家にはクロスを一枚も使用していません。壁は珪藻土の二度塗り仕上げとし、約10日の作業の末全壁が完成しました。白壁がタモ材の窓枠を引き立てイイ感じです。窓枠もよーく見ると木の目が浮き出ているのがわかります。やはり手造りで用意した材料は一味違いますね。現場はいよいよ床の養生板を剥がし掃除作業に入ります。養生を剥がす時が一番楽しみな私 なぜか?それは数ヶ月間いろいろ考えデザインした床、壁、天井、設備がはじめて目の前にひとつとなって現れるからです、意外と感動の瞬間でもあります。感動は水曜日の朝、 いまから楽しみです。 

2007年10月05日

塗装工事終了

IMG_2437.JPG 総タイルの家も完成に向け順調に作業が進んでいます。現在現場は内装仕事がほぼ終了しています。 今回は塗装工事の話、最近の住宅建築は内装造作に塗装工事が必要ない工法を取る傾向なのでなかなか職人たちでも造作塗装中に出会えることは少ないそうです。主に以前お知らせした洋間造作材(タモ)に塗装をかけます。仕上げられた材料はその日から数年かけうまく言えませんが いい色 になっていきます。これが無垢材のいい所、味が出るのです。表現としては経年美化なんていうのはどうでしょうか? 私たちは昔からある各職人の技術をコスト削減の為になくし省くやり方ではなく、現在のやり方に変えあえて取り入れ、各職人の培った技術をふんだんに発揮させ、お客様に満足していただける用取り組んでいます。 次回は左官工事をお知らせします。

2007年10月03日

見学会日程決定しました

IMG_2445.JPG 現在建築中の総タイルの家の南側に物置兼車庫上棟しました。写真に写っている職人さんは大工ではなくサッシ屋さんの和田さん、この人がまた高い所が大好きのようで、桁の上をピョンピョンと飛んで歩きます。
最近建前では、大工より動きがよく仕事をしてくれます。そのうち梁間の六尺(180cm)を飛ぶのではないかと笑い話になります。しかし建前は危険を伴うのであくまで慎重に!!もしもの時は3人の子供と本人自慢の綺麗な奥様が喜ぶ・・・ではなく泣くぞ!! 総タイルの家は10月20日~21日に見学会を行うことが決定しました。
施主様のこだわりの住まい、2日間だけお見せします。見所のひとつ、LDKの建具!!建具に対する考えが変わるかもしれませんよ。 お楽しみに!!

解体工事 地盤調査

IMG_2426.JPG 市内に11月建築予定のお宅の古家解体工事終了しました 今回の住まいはお客様の趣味であるクルマを家の中からながめられるようにということでビルトインガレージを取り入れます 現在建築基準法ではビルトインガレージ付きの家は容積率が緩和されるので 少々大きな家が建てられます。
解体工事は市内のホソヤ解工さんにお願いしています。このホソヤ解工さんはとてもお行儀のいい解体屋さん、解体終了後従業員さんがなにやら座って作業していたので見ていると、なんと草むしり!!スミズミまで草取りをして帰って行きました。
小さなことですが、なかなかここまで行う所は少ないと思います。      IMG_2439.JPG 解体工事の後は地盤調査です、小笠原建築ではスェーデンサウンディング工法で地盤を調査します 調査の方法は音波と二種類に分かれるのですが当社ではスェーデン式を採用しています。結果は問題なしと判断され通常のベタ基礎となりました。

プロフィール

小笠原紀和 大工暦18年

小笠原紀和

2007年10月の記事

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