2008年05月11日

いい味でてきました

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ゴールデンも終わりやっと仕事ができました。初日はやはり体が重いですね。
さて平屋の家の玄関まわりも順調に進んでおります、以前お知らせした丸桁と丸い
北山台杉(鷹たるき)を使った玄関の庇も完成しました。
これつくるのに苦労するのは丸い材に丸い材をつけ高さをあわせていくとお伝えしましたがこれはただの技術的なこと、実はもっと難しいことがあります。
それは庇全体そのものの高さの位置だ!! 
どこに桁をもっていくか、庇の流れ(斜めの距離)の下場も計算に入れ決める これが高すぎると開放感はあるが和風の味としてはしっくりこない
低すぎても玄関サッシの上場とのからみや圧迫感が発生する 
高すぎるより少し低いくらいが1番いいと思います。ここで注意するのが身長だ
大工は自分の目線で決めていることが多いがこのような所は住まい手の身長も考えている 今回は靴の下に材料を置いて高さ調節、もちろん最後になるタイルなどの仕上げ材の分も考慮しております。職人は先の工程を読まないと後ではまる・・・・
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最後に丸窓サッシも高さバランスを考え取り付け  う~~ん!!いい味いい高さ
自分では最高にいい感じと思ってます。 反対から見るとこんな感じ
まるで和風水族館 目線から見える屋根のバランス 丸窓もいいですね
完成時は丸窓に建具がはいります 障子の和紙を通しでる明かりが玄関を照らす
反対側には和風のベンチを置きます この上にさりげなくあんどんなんか置いておいて夏の夕方一杯なんて 最高ですね。 
建具屋の後藤さんあんどん下さい 無理か・・・・圧かけときますよ(笑い)
次回は玄関に納める腰板制作のようす 
東北地方では神の木と呼ばれる アノ木を使ったお話です。

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小笠原紀和 大工暦18年

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