2018年01月14日

断熱工事終わりました

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おはようございます
10日~11日に現場は吹き付け断熱工事を行いました。
12日は床下地合板貼り工事がはじまり内装工事が進んでいます
よくお客様にどの断熱がいいの?と聞かれますが
断熱材は確かに沢山の種類がありますよね?
でもね?
現在の工法や真壁工法、特殊な作業工程に断熱工事後に対応できる!!ということも
是非!!頭に入れて頂きたのです
最近の家に多いオール大壁工法なら基本、どんな断熱材を使っても対応は出来ますが
あくまで作業は簡単な正面から釘を打ち込む室内材の納め方しかできません

私どものようなボンドや釘に頼らなくても施工が出来る、昔ながらの仕事を希望される場合
理屈から行けば外断熱か今回のような吹き付け断熱になってくる
私どもの仕事は室内側からだけ行えばいい仕事ではない
室内から見て、外側から室内側に向けて釘を打ち、材料を安定させる作業があるからだ
世の中、室内側からだけで作業が終わってしまう、これなら楽だし何も考えなくていい
元々の作業がちがうのだ
みなさんには何を言っているのかわからない難しいことだが、大工ならわかるはず

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外断熱は理想で言えば良い断熱だが
断熱の外側の外壁の重さもや費用を考えるとデメリットも多い
吹き付けなら写真のようなコンセントのボックスの裏側や
筋交い(写真にも斜め材ありますよね)
の三角の部分の裏側にもしっかりと断熱材がすき間なく無理なくはいることが出来ている。
繊維系断熱ではどんなにきれいに丁寧に入れてもココまではうまくいかない
ダブル筋交いなんかあれば繊維系だと はいらねぇよ!!である
材質的に無理がある。
現場はすべて同じではない、配管やボックスなどがあり面と面でちがうからね!
あと無理=すき間があれば高気密ではなくなるから意味がないですよね?
断熱の性能なんてカタログ上の数値だけ比べても施工に無理があれば
すき間が出来て性能が落ちる、カタログ上の数値は得られないのでは?
無理するくらいならサッシを変えた方が体感的結果は得られる

断熱はお客様の建てたい家、工法に対応できるか判断しなくてはならない
棟梁もこりに凝った家を作るときは本当に苦労している!!
あと数年で断熱性能が落ちるガス注入型の断熱もあるのです
劣化性能も頭に入れて、後の作業にも影響が出ない断熱を選ぶのがいい
これだ!!と決めつけてもしょうがないので、請負さんと相談しよう
あと仕上がりに影響が出る断熱もあるので、これは特性だから鵜呑みにするしかない
断熱材はどんな工法にすべて対応しているとは限らないってことで覚えてほしい
施工に無理があれば断熱性能に無理が出る
施工性に完ぺきな断熱は無いのですが、うまく納めるのは常に考えて施工しているはずの
大工の知識が重要です
断熱で迷われたら参考に!!
また次回!!
断熱終わったので、現場は外で工事するのが馬鹿らしいくらい暖かく感じます
おまけで書くけど、断熱材は施工性と重要なのは断熱の厚みです!!厚み!!
入っていればいいのですか~ぁ?
50mm?100mm?色々あるんですよ~密度とか・・・


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小笠原紀和 大工暦18年

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