2017年11月17日

昨日は鉋でした

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おはようございます!!
大工道具の直しをはじめた棟梁
昨日はカンナでした。
直す直すって、どこがそんなに痛むのか?と疑問に思う方もいらっしゃるのでは?
カンナは現場では色々なものを削りますからねぇ~台が痛みます。

柱のようなカンナの巾より大きなものを削っているのであれば、
そうそうカンナの台(木の方)が減ることはない
問題はカンナ台より小さい材料や小口側を削る時ですよね?
木と木がすれ合うから台が減ってしまうものです
こうなると、刃はまっすぐなんだけど台が凸凹してしまうから平らなカンナくずが出ない
極端にいえば、こんな台のままで使えば削った材料はひし形凸凹になってしまいますよね?
直角が出ないといいますか?ミクロの世界ですが・・・汗
なので今回はすべての台を削り直して見ました
これで刃と台が水平になり、同じ厚みのカンナくずがでます
これってミクロの世界の話なんだけどさ、きれいに仕上げる意味ではすごく大事なこと
これで現場の精度が上がるってことですよね!!
カンナってきれいな仕事の基本になる道具だと私は考えています。
大工募集の中でカンナを使える大工募集と書くのはこのためです
あとは刃物研ぎ・・・・
ノミの研ぎすぎで・・・手が痛くて痛くてもう・・・
何とか手袋して研ぎ終えました・・・
仕上げ用カンナはまだほかにあります
今回は現場用大小カンナの直しでした。
これで当分は道具直さなくていいです
次は現場が終わった春頃かな?
寒いときでなくてよかったよ!!
みなさまの家をきれいに作るために、大工は気が付かない見えない所で努力しています
また次回!!


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