2014年04月03日

小さなことでも原寸

IMG_0115.JPG
昨日函南の現場の屋根を利用した吹き抜けの高さのチェック原寸を一部書いて
見ました
屋根利用した吹き抜けなんか原寸書く必要があるの?
実は無い・・・はずでは?
そうではない!!
僕が作る勾配天井や屋根利用天井は実は2重に造ってある
化粧で見える勾配天井を作った後に見えなくなる通常の構造材をいれている
非常に手間と材料と上棟時作業がそこで止まるめんどくさい造りだ・・・
どうしてこんなめんどくさいことをするかといいますと・・・
多くの勾配天井や吹き抜けの化粧梁の上にはみなさん建前時に屋根と同レベルの高さに屋根を一緒に仕上げてしまうから断熱材が入るスペースが確保できない
コレでは現在の断熱の家とはいえません
二重に造れば断熱の上に十分な通気も出来るから熱による梁や天井材に熱の
負担をかけないで済む
高気密高断熱を基本に造る弊社ではどんなにきれいな梁組天井をつくり
どんなにその上が複雑になっても必ず次世代省エネに必要な厚みの断熱材を
工夫して入れています

すばらしい造りでもその上が断熱欠損なんてショボイ話にはならない
そのために原寸書いてみて高さをどの程度下げればいいか?
下げたことによる他への影響が無いか確認・・・
チェックも終わりあとは制作です
今回は平屋住宅
いい家にしますよー
また次回!!


トラックバック

trackbackURL:

コメント

コメントフォーム

(小笠原建築/棟梁の日記 にはじめてコメントされる場合、不適切なコメントを防止するため、掲載前に管理者が内容を確認しています。適切なコメントと判断した場合コメントは直ちに表示されますので、再度コメントを投稿する必要はありません。)

プロフィール

小笠原紀和 大工暦18年

小笠原紀和

最近の記事

過去の記事