2012年08月30日

秋田県放浪記5

IMG_7074.JPG
こんにちは!!
今日は朝から事務仕事におわれております。
見積が二件重なり大急ぎで拾い作業ををしています。
今回は以前の続き秋田研修にもどります。
写真は秋田杉センターの天井板部門の棟の様子です。
数にして2000はあっただろうか?ものすごい天井板の数・・・
木目も色合いもすばらしいのひと言の商品が並ぶ・・・
なんだこりゃーなんて板が一枚もなかったように感じた
IMG_7075.JPG
一枚物無垢板といえば一本木取り(ココでは一盤揃)と書いてありました

IMG_7077.JPG
巾1m超えで長さ6mくらいの写真のものまでないものはない品揃え・・・
あるとこにはまだあるものです こんな材料・・・
ただ秋田杉の商品としての弱点はこの巾広にある
木が大きいからどうしても巾広に使う和室用材料になってしまう
木の家が見直されてきてはいるが、和室なんて1軒にいいとこ1部屋が多いから
あまり使われない
需要が少ないからこんなにすばらしい材料があっても盛り上がらない
需要はいま小幅板の加工品だからだ
では小巾板に挽けば?となりますが大口径丸太を小幅板には挽けない事情がある
そもそも丸太の単価が違うのだ 小幅は小幅用丸太が存在する。
秋田材は木が大きいから節(枝が太い)が大きい、小幅板には向かないのだと思う
あと製材するときの材の厚みいわゆる二分三厘(にぶさん 約7mm)
竿縁入れないと貼れないのですね、せめて12mmか10mmあればサネ加工できる。
竿もいらなくなり洋間にも向く
会場でもう少し工夫して洋風の家に使ってもらえる大径木にできないか
考えた・・・思い浮かばなかった・・・
秋田の製材所みんなでがんばって考えよう・・・よ
みなさんもこんな秋田のすばらしい材料で業界を盛り上げませんか?
日本最高の杉ですからね秋田材は・・・
また次回!!


トラックバック

trackbackURL:

コメント

コメントフォーム

(小笠原建築/棟梁の日記 にはじめてコメントされる場合、不適切なコメントを防止するため、掲載前に管理者が内容を確認しています。適切なコメントと判断した場合コメントは直ちに表示されますので、再度コメントを投稿する必要はありません。)

プロフィール

小笠原紀和 大工暦18年

小笠原紀和

最近の記事

過去の記事