2012年03月04日

丸く納めました

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先日、外仕事の終わりに玄関屋根と土庇を2ヵ所制作した。
写真は丸桁に丸柱を仕込む最中です。
1度こんなもんだろと勘で荒く丸く取る、その後丸桁に仕込み丸桁の丸角度と丸桁の凸凹を柱に移していく、写真がそれ
1度ではピタリくっかないので何度も何度も記しをして丸いノミで欠いていく
根気がいる仕事
IMG_6663.JPG
何度か仕込んでは桁から抜きまたひかる(建築用語で形を取ることをよくひかるという)。
建てるコロにはご覧のように柱が桁の表面にうまくピシャリとつく
丸仕事は、経験が物を言う
一生つかないんじゃーないかと思うぐらい難しかった若いころがなつかしい。
柱がささるとこの桁表面が小さくへこんでいたりしたらもう大変・・・
こんなことにならないように桁表面を見ながら最適で加工しやすいトコに柱が建つ様に墨付け時に気をつけ わりふることも大事である。
次に柱の加工であるが、丸い鑿で欠いていくのですが、通常の平のみと同じように正面からバンバンたたいていってはいけない、
刃先正面から攻めると丸くなってきた柱表面がかけてしまい、うまくつかない、
何度も同じトコなおすやつはたぶんココがいけない。
うまく書けないが、丸のみをよく砥いでおき刃先全体をまわすように?
刃先奥から滑らす用に刃先全体をまわすように使い欠いてみよう!!
先端だけ使うと丸加工はうまくいかない。
こうすれば思いのほかうまくいく はず・・・・・・・
刃先だけを使い力任せについてしまうと余分なトコまでのみが巻き込んでしまい残すべきトコが取れてしまう。

柱の先端って丸に仕込むときはもう、かなりとんがっていますからね?木が刃先みたいに厚みがないですからね!!

やさしく加工せねば・・・
近日丸加工がある若い衆は参考になれば?
今週は打ち合わせやら何やらで夜が忙しかった。
今日日曜日にまとめています。
来週は見学会です、初めての沼津市で開催となります。
沼津って大きな会社が施工することが多い地域と聞きました?
富士市みたいに○○建築で建てたなんてあまり聞かないらしい・・・
富士は結構地元大工ががんばっていられる地域?
がんばろうよ!!○○建築!!
さて今日は事務に専念して夕方 羽根のばしに出かけよう
ではまた次回!!


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小笠原紀和 大工暦18年

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