2011年10月16日

明日から沼津です。

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こんにちは!!
明日17日より20日上棟予定の沼津の家の準備に入ります。
市内の現場は少しお休みをいただきました。
でも週末には戻るつもりです。
その市内の現場は実は既製品といいますか?工場で造られた製品は一切使わず
すべて大工さんによるひのき製で手造りなのです。
さすがに建具枠からすべて造ると時間かかりますね?
引き戸枠なんか造るのにホント時間かかる・・・既製品でオールクロスならもう一ヶ月も前に大工工事はおわってますね?
こう書けば手造り住宅の手間のかかり具合が分かってもらえるでしょうか?
無垢をつかった木の住まいって現代ではどの大工さんでも同じ仕事になるか?
って最近つくづく思うが、私の意見では同じ仕事にならないと思う。
木の扱いになれていない人となれている人では無垢の家制作は全然ちがうものになるでしょう。
既製品取り付けばっかやってたら無垢の製品取り付けはうまくいかないよ
甘くはないですよ無垢、木の扱いって・・・
先日も某材木屋の専務が長話(笑い)の中でこういった!!
社員には木を知らんやつは木を売るな!!といっていると・・・
なるほど いいことをいう 木って感じていくと奥が深いものです。
木を加工したり、削ってみたり組んでみたりすれば硬さや性格、特性などが手に感覚として残る
この感覚は現場人にしか分からんこと、木を使う人ならでは?
人間同士でも付き合って初めてわかる性格ってあるように、木も同じ材種でも一本一本違うもの、見際目って大事。
こんな木の性格をつかみ木を納めていく僕ら大工、無垢うまく仕込む職人って仕事
うまいよね?
私もよく見学会で見に来たお客様より仕事がうまいね、すき間がない、ピシャリだね気持ちがいい!!なんて今までに何度となく言って頂いている。
私もこの道20年を過ぎた・・・(歳は取りたくないですが・・・)ウルウルっ・・・
今まで100人以上の大工さんの仕事見ましたが、おおっ!!この人俺より造作仕事うまいかも?って思った職人はたったの2人・・・しかいない・・・
やはりこの人たちは無垢の経験が豊富である。
うちに来ないかな?・・・
無垢の木の扱いってこんなに難しく経験がいるような気がします。
これ読んでる同業者のみなさま?考えすぎでしょうか?
私は最近、木と話が出来るようになるような気がしてます。
伝わるんですよね木をつかんだときに感覚で・・・
おいおい!! この人イヨイヨ頭おかしくなってきたのでしょうか?
元々おかしいが・・・?
さて今日16日、日曜日も朝6時より図面制作と見積り作業に追われてます
区切りがついたら、朝霧高原にでも気晴らしにドライブに出かけましょう!!
ではまた次回!!


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小笠原紀和 大工暦18年

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