2011年05月27日

娘が行ってしまうのですね!!

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みなさまこんばんは!!
今日梅雨入りが発表されましたね 
例年よりはやい梅雨入り 現場はこれから大変な季節です。
先週見学会を行った住まいも引渡しです。
なんといいますか、引渡しってなんかさみしくもある。
毎日毎日通い続けさまざまな話を具体化、形にしてきた、気を入れて造って来たほど引渡しって辛いものだ。
私には娘はいないがその分引渡しって娘を嫁に出す気分だ・・・と思う。
約65坪と大きかった今回の住まい、工期約9ヶ月と長かったです。
今回も私なりに今まで追求研究してきた部材寸法の知識を最新の感覚でお届け
したつもり、私も勉強になった部分は非常にたくさんあり、次の住まいにそれを生かして行きたい。
最後に秘密をひとつ二つ教えます。
1階LDKは数年前にも同じような住まいを作っているが少し間取りの状況が違ったこともあり工夫してある、実はLDK横の和室奥から眺めるLDKは格別に良い。
なんというか和室開口部が内部の窓となり和室に座った状況で鴨居越しにちょうど
よく天井が目に飛び込むようになっている、ダイニングの勾配天井も同じだ、カメラマンさんにも撮ってもらってあるがくつろぐための和室からのながめ計算してみた。
いい写真が撮れています。
2階には目の錯覚を取り入れてみた、LDK天井は勾配でしたが、下り側は2200くらいと天井としては少し低くなってしまう。これを感じさせないためにひと工夫
今回のように200平米超えの住まいは排煙面積計算が必要で天井もあまり上げることが出来ない。
LDK入り口にはタタミ1枚分の踏み込みがありましたのでここで天井を上げてしまうと入り口直下では天井が高くそのままLDKに入ると低いではアンバランスでありLDK天井の低い部分が強調されてしまう、ここで踏み込み部分天井を丸太で見切り2100まで下げたことで低さを感じない、錯覚なのですがこれをねらった
あと中央の独立柱普通にPBを巻けば正方形ですが片方に添え木をWで入れて黄金比でもある長方形にみせた 1階独立柱との違い
言い出せば工夫したトコはたくさんあるが、それだけ気入れてたんですね私も・・・
娘を嫁に出し
明日朝の私の枕はよだれ・・・いやいや涙でびっしょりかもしれない。
ではまた次回!!


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小笠原紀和 大工暦18年

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