2007年12月05日

築150年?

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写真の住まいは来年1月に解体予定の家なのですが、今の場所に移築されて80年!!最初に建てられたのは定かではないそうなのですが、おそらくその倍の150年以上前なのだとか? なかに入るとまたすばらしいつくり、大きな6m以上の松の梁を何本も組み合わされて造られています 松梁はススで黒くとても力強くいい色になっています。
中二階では昔カイコを飼っていたそうです。移築されて80年ですが建具も狂いがなくとてもしっかりしています。昔の職人さんの技術力には驚かされます。
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今回解体時に松梁ははずされ新しいの住まいの一部に使用されます。
どの部分に使用されるかは現在頭の中にはほぼ完成していますがまだナイショです
松梁などの角材ではない材料は墨付けは大変なようですが 実は意外と大工になって最初にさせていただく墨付けはこのような丸太の墨付けがおおいようです。
新しい住まいは全長24mの数奇屋風住宅。構造、造作と完全手刻みで行われます完成は来年の夏?秋・・・かな? 敷地には池がありヤマメが泳いでいて水のきれいな所、心配なのは一緒に仕事をしているうちの親父さん、魚釣り、しかも渓流釣りが好きなので休み時間に釣り上げないか心配!!(笑)昼に焼いてたりして・・・
松梁のようすはまたお知らせします。

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コメント

昨日はお邪魔いたしました。
素晴らしいお仕事で、感動でした♪
そしてさらに、こちらのブログもおもしろい。
この松梁がどうなるかとても楽しみです。
現場はお忙しいでしょうが、なるべく写真を撮っておいて、
こちらで見せてくださいね。わくわく。
小笠原さんのファンが増えるのもわかる気がします。
寒くなりますが、お気をつけてお仕事なさってください。

  • ぱらぽん
  • 2007年12月06日 06:12

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小笠原紀和 大工暦18年

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