2018年06月24日

廻り縁と巾木

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こんにちは!!
窓枠の加工が終われば次は天井と壁の境の木である廻りぶちと
床と壁の境の木である巾木の加工に入った棟梁
巾の広い木を部屋のバランスに合わせて切断して、厚みをそろえて溝を付き仕上げる
近年この廻りぶちと巾木が無い家が増えたが、これはデザインでそうしているのか?
コスト削減でこうしているのか?
私にはあまり理解しにくいことである
確かに!!これらいらないと言えばいらない部材かも知れないがそうだろうか?
よく廻りぶちのことを、いらない部材とかうるさい部材と言う設計士がいる
そんな部材、あぁぁ~うるさいうるさいと言われたことがある
この人の取り付ける廻りぶちはしゃべるのだろうか? AIか?笑い

まぁ?言いたいことは廻りぶちがあると部屋に対し色々な色が入り
立体的に凸凹してしまい、すっきりしないと言いたいのだろう 
本当にしゃべりまくり、うるさいのではない  汗・・

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私がしっかりと巾木や廻りぶちを取り入れるには理由がある
床、壁、天井と、この3面に加わる力がそれぞれ違うからだ!!
壁と天井の境にある廻りぶち、廻りぶちレスにするとクロスや塗り壁で巻き込むんだけど
力の加わり方がどうしても違うから、将来的に切れてしまう
巾木も同じ理由だが、住まい環境に置いて、掃除機を壁のきわまでこれではあてられない
掃除機が毎日毎日、地下に壁に当たればどうなるか・・・検討が付くだろう
デザイン優先でいいのか?
是非!!
施工する側もこのような力の加わり方の違いや住まい環境を頭に入れて施工してほしい
対策はしていると思うが、簡素に考えすぎ
このような今までの経験から私は今でも長持ちする住まいの為、傷になりにくい部材設置など
これらの部材を
今でも取り入れています。
まぁ?廻りぶちなんてかなり目線が上だから、切れても気がつかないからいいのかもね?
古いのかなぁ俺が?
また次回!!
がんばろう!!大工!!


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小笠原紀和 大工暦18年

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