こんにちは、青森ひばの天井工事も終わりその上に乗る屋根の制作が終われば
数週間ぶりの休みだぁ~と思いながらこの写真を撮りました。 笑い
下に見えるのがリビングから見える天井梁組部分です。
その上緑に見えるのが断熱材100mmもあります。
化粧材の上にしっかりと断熱を敷き込み、発砲ウレタンですき間をふさぎます
その上に見えるのが外から見える屋根、そう大屋根(構造)です。
いつものように下から見える化粧材の天井の上を複雑な2重構造にしております。
断熱の上に20センチほどのすき間がありますが、ココが空気の通過する道
通気層になります
しっかりとした通気の厚みがありあます
重要ですこれ・・・
たとえば、夏場暖められた空気は壁から来た空気の流れによって屋根の頂上付近から外へ・・・
水は入らず空気の流れの道を確保する、これ言うのは簡単ですが結構頭使います。
理屈からいうと難しいことですよね!!
これで小屋裏の夏場の厚さが夏場中たむろすることなく夜冷やされます
化粧勾配天井って本当はいまどきこのように造らないと断熱基準をクリアできません
多くはタルキ内に入れた断熱入れただけで、その上は外(瓦など)でしょ?
これでは冷却の層がない、空気の対流を招く
断熱があっても暑いだけ、厚さを断熱してしまいますよね?
空気が抜ける道があることが大事!!
今回はがんばって長期優良住宅で和風でさらにこのような凝った作りで
断熱等級3を通過させるのに苦労しましたが
なんとかクリアさせました。
この施工方法はどれだけ大変で、おバカの頭フル回転して断熱性能、通気性能、さらにその上の
構造材を構造的にクリアさせ、和風特有の事情もクリアさせる知恵・・・・
洋風で長期ならどれだけ楽チンか・・・
大変でした。
これだけのことしてあればだれも文句はないでしょう!!
お客様のお父様が夕方見に来て・・・・
あれ?大工さん屋根2重じゃん!!って・・・
そこまでするかぁ~って話であきれて帰って行きましたよ!!
建築とは同じに見えて同じではない
言っている意味がこれ見て、わかって頂けると苦労したかいがあります
家は大工が建てるもの、住宅会社とはひと味違う知恵と技術で勝負しています
木の家をお考えの方?是非私にご相談ください!!
コスト削減で利益を上げるしかない住宅業界において
あえてコストを掛け
さらに大工が大工らしい仕事を行い、次の世代の大工にも残せる大工仕事を行い
次世代の大工が行わなければならない住宅の性能!!ということも考え施工しております
なので休みが月に1回あればいいので今日は休みでゆっくりします 笑い
ご予算が無い方ほど私にご相談ください
意外とこの予算で出来たね!!ってよくある話・・・
他が高すぎです
こんな作りの木の家なら家に帰り気持ちも和らぎます
明日からまたがんばろう!!大工!!
また次回!!
2重屋根構造の難しさ
- 棟梁の日記(大工の住宅建築)
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