お問い合わせ

お問い合わせは0545-72-5280まで

沼津ひとだんらく

IMG_6592.JPG
おはようございます。
10月に上棟した沼津の現場の大工工事が昨日ほぼ終了しました。
2階は濃い茶系に塗装します、今回は一段上げた和室も塗装するらしく楽しみ!!
ブラック和室とでもいいましょうか? 小民家みたいに仕上がる?
写真はのこぎりです、プロの使う鋸ってその辺のホームセンターでは置いていない
みんな専門のトコか長野からやってくる道具屋さんから買います。
細かい仕事用の7寸目から大きな材用の尺12寸と大きさや用途はさまざま、片刃の胴付なんてのもある、丸い鋸なんてのもある
大きさだけではなく、鋸の硬さや厚み、刃の本数みんな違います。
昔はよく切れなくなると目立てという、刃を砥ぐ?作業を新潟や近くの鋸屋に依頼したが現在は使い捨てになってきている。
こっちの方が切れるしね!!喰いこみっていうか切るとき材料に吸い付く感がちがうね 良い鋸は 挽くだけで入っていくっていうか?
鋸ってよくできている。
たとえば最近流行の電動スライド鋸で90度直角にきると切り小口はすべて平らに切れる、精度はすばらしい、手鋸のように何回ともなく挽いてきればズレもあろう、しかし不思議なことに電動のように平らで直角に切れればいいというわけではない
これでは相手の木に取り付けると見えるほうが空いてしまうこともある、理屈では相手にピッタリ付くはずなのですがこうでないのが現場作業!!
何が言いたいのか?
良い手鋸で材料に4方切り墨をしてまわして切ってみると答えが出る!!
切り落とした小口に平らなさしがねをあてて見よう、なんとまっすぐ直角に切ったはずなのに小口真ん中が少しへこんで切れているではないか!!
不思議!!ここが電動には出来ない手鋸との最大の違いなのだ!!
こうなっていたほうが相手に取り付けるときに外部の見えるほうのみが付いて、内部の方が0.3ミリほど空くことによりより材料が相手に言葉は間違っているかも知れませんがよりめり込む?ってイメージかな?
この間にあるものをつけて入れるのですが、こうすることで長い間住まいの環境にも
着いていける仕込みになる。
電鋸で切って中空かず仕込むとその日は付いているが少し時間がたつと空いてしまうことがある、同じ仕込に見えても見えない中!!に秘密があるから建築って怖い・・・
これは手鋸のアサリ(貝ではないぞ!!)と鋸真ん中辺がすいてあり、真ん中が薄く仕上げてあるからこう切れるのです、これがうまく調節できていない目立て鋸だと・・・
鋸作る機械の最後の調節の精度って1000万円ほどかかるって聞いた、古い精度の機械だとこの最後の作業がうまくなく、プロ達の腕はごまかせないようで、辞めてしまう鋸屋さんたちは多い
最近では有名な長野の老舗鋸屋が終わった。らしい・・
ノコノコやっていたら鋸屋はできんようだ きびしい・・・
IMG_6590.JPG
ココ10年私は鋸は播州(兵庫)より取り寄せている、播州鋸は切れる!!
すばらしくカライ(職人用語でいうと う~んやわらかいって言うかな?すぐ割れる)
が切れる。硬い鋸は造作ようには向かない、挽いてみないとダメだね鋸の世界は
吸い付くんだよね、長野 新潟のものより 良いように思う。
播州には砂鉄から集めて造る鋸があるらしくこれがまた独立したら必ず持たねば村八部にされる地域があるらしいぞ!!
言っときますがこの鋸100万以上とのこと・・・
何切るのでしょうか?握っているだけで切れるとか?うわさ・・です スゴイ!! 
富士市でよかった~~!!
造作がうまくいかないで悩んでいる若手大工さん、自分の挽き方にあった鋸を探してみるのもいいですよ?
私は播州鋸と出会い変わったね 自分のクセに合ったのでしょう。
邪道かな?
経験数こなすもありますが、自分に合う硬さ、やわらかさ、挽き味が合うと造作仕事もうまくいき 気分ものりのりで出来るからよりうまくいくよ
カンナは台次第だしノミは自分次第、鋸だけは選ばねば自分ではどうも調節は無理でしょ?
たくさんの道具屋と話してみよう、ネットだと意見までは聞けんぞ!!
おじいさん系道具屋はいろんな経験を持っている、このご意見を引っ張り出せ!!
私は材料屋ともこの手で話す、知識がつくよ 仕事だけ出なく経営判断力も付く
力になるのよ 人と話すって・・・
人と話す、聞いてみる 簡単に言えばよくしゃべる!!これば基本かな 若手は?
親方んトコにいるとついつい黙ってしまうのはわかるが、ひとり立ちしたらこうではすまない、こちらも自分次第だろ?
しゃべらないと良い仕事できるようになって独立しても手間請け専門になってしまうのが現実・・・こちらもきびしい世に中・・・
ちなみに私の中学校時代のあだ名はラジオだ!!(止まらないってこと?)
オチが出たので今回はこの辺で・・・
ではまた次回!!

関連記事

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


投稿記事一覧

PAGE TOP