こんにちは!!
大工道具メンテナンスその2です。
玄翁を終えた棟梁
今度は新しいカンナを2丁用意した
数年前に買って置いたものである。
左のカンナはヤフーオークションで77000円で落としたカンナ
実売価格はなんと250000円もするお高いカンナである
どうしてこんなに高いのか?千代鶴さんていう三木の何代も続くカンナの名工の作った品
カンナの入った台も赤い樫の木でわざわざ台にお名前が・・・派手かも・・・
赤樫って少しいじったけど、6なもんじゃーないね?すぐ台が狂いそう?
右のカンナは新潟のカンナの名工、碓井健吾さんの越後の雪灯である
こちらも現在はプレミヤが付いて130000円ほどになっている名品・・・・
ちょっと待って!!大工道具ってそんなにするの?って思ってくれた方に感謝・・・
そーなんです!!最近道具が高くて5万では買えなくなっています。
大工道具使わない電動工具大工がうらやましい・・・
しかし、初めての千代鶴かんな・・・・
造りがすごく丁寧である(裏刃がすごく反っていて非常になおしに苦労しました)
きれいで使いたくないがつかいます!!
カンナの仕込みはなんだかんだ、削れるようになるまで1丁につき、まるまる1日かけても
足りないくらい手間がかかります。
大工道具でこれだけ手間がかかり、使用中も手間がかかる道具は無い
手入れ中に前に買って忙しくて置きっぱなしになっていた舟弘の寸4カンナ玄心を
思い出し、慌てて3丁のカンナの仕込み・・・・
5日はまる1日砥石と金板をこするこする・・・
こすりすぎて、手の皮が切れて血が出てきたので終了・・・
俺の手もまだまだ皮がやわらかい みるっこい!手である 汗
寸4は何とか終わった所で新年の挨拶まわりにやって来た三〇通商の三人に
カンナ削りの体験をしていただいた。
顕微境を使った刃の説明などマニアックな説明でカンナを説明
マニアックだったのか3人は呆れて帰って行きました。
今日6日はCADの指導があるので午後から残りの2丁を仕上げます
終わるかなぁ?
終わればこのカンナで柱を削って仕上げます
がんばります
大工も大変な職業です!!
次回は5日朝に金物屋初売りで買って来た天然砥石のお話です
刃物は刃物だけでは役に立ちません、今度は刃物を研ぐための道具!!
砥石のお話・・・・これがまたお高い・・・
ホント!!大工って道具にお金かかります
とほほ・・・
また次回!!
2017年のかんな
- 棟梁の日記(大工の住宅建築)
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