おはようございます
昨日、新しい玄翁を挿げました
玄翁とはみなさんには かなづち と言った方がピンときますかね?
柄に玄翁を入れることを すげる と言います。
玄翁は重さによってサイズが違います
重さは今でも匁(もんめ)で表します
1匁は3.75グラムです
通常80匁の玄翁をよく使いますが
初老?でしょうか、もう少し重い玄翁で早く釘を打ち、釘閉めを行いたかったので・・・
玄翁屋さんが気を使って一緒に送ってくれたこの柄を挿げます
玄翁は日本一の玄翁職人と言われる新潟三条の馬場政行さんが作った正行(まさつら)
以前、新潟で制作中の所をを見せて頂きまして、夜お酒も一緒に頂いたこともある
とっても楽しい!!玄翁職人さんの馬場さんの作った特別な玄翁
古式一文字100匁です
昼休みに仕込み・・・出来ました。
さっそく午後から使いました。
トントン・・トントン・・・プルプルプルプル・・・・何だこの釘の入り方と感触は!!
他とはちがう!!ちがいすぎる!!いいわ!!この玄翁!!
叩くときに、ただ硬い玄翁はいくらでもある
釘と玄翁でお互いに弾き合いカチンカチンとお互いが離れながら力で打ち込む
これが通常の玄翁、1日仕事していると疲れる・・・
正行玄翁は叩いた瞬間、何だろう?
釘を叩いた瞬間、無駄な力は吸収、釘には叩いた力の必要な分だけを釘に伝え
打ち込む力になるといいますか?(意味わかんねーよ!!ですかね?)
とにかく素直に釘が入ります
あきらかに楽で打撃力がある
私は15年前から、正行玄翁の最高品である鋼付きも使っていますが、
今回のお安いバージョンの全鋼玄翁でも15年前の鋼付きを上回る確かな打撃力だと思います
うーーん・・・・いい買い物をしたな・・・
毎日使う玄翁ですから、大工さん!!是非!!少し高いけど玄翁は正行玄翁を使ってみてください
実は私、有名な玄翁オタクなんです
今まで沢山の玄翁職人の玄翁を使って来ましたが
他の有名職人の玄翁は硬いだけとか、釘を弾きながら打ちこむとか、形がきれいなだけだとか
使用していて疲れますが
正行玄翁は間違いなく、釘の真芯をとらえて打てば、確実に楽に正確に釘を打ち込みます
玄翁制作中に馬場さんが言っていた、焼き入れに秘密があるのだろうか?
詳しくは2015年6月のブログ、新潟県三条市鍛冶屋見学の旅②をご覧ください
昨日の午後はルンルンで仕事ができました。
みなさんも玄翁ひとつで変わりますよ!!きっと!!
大工なら、玄翁は正行です!!
商品は、新潟の 山善金物屋 で検索すると沢山出て来ますよ!!
正行玄翁は山善さんが日本一の扱い量なので、ココで買うとさらに良い出来の正行玄翁が
手に入ります。
大工さん!!今年のサンタへからのクリスマスプレゼントは正行と書いてください
私もツリーに正行って書いて吊るしたら・・・将軍様が・・・お前はいいかげんにしろよ!!って
叩かれました。汗・・
正行玄翁より打ち込む力がすぐれた将軍様玄翁は非売品です・・笑い
また次回!!
がんばろう!!大工
正行の玄翁
- 棟梁の日記(大工の住宅建築)
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