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乾式タイルのある家

富士市E邸

最初の話し合いから完成まで1年5ヶ月。じっくりと話し合い打ち合わせを重ねた住まいの外壁には、「次の世代にもメンテナンスを必要としない素材を」というご要望に乾式タイルを提案。2万個のタイルを使用し、どっしりとした完全型ニ世帯住宅。
1階LDKには、城郭建築と数奇屋建築の技術をひとつの空間に取り入れ、重厚感の中に数奇屋建築の癒しでもある、「和の空間」をコンセプトに造り上げました。
1階の和系素材には、東濃ひのき、秋田杉、青森ひば、ねずこを使い分け、勾配や立体に組み上げ、「かげ」を持たせ、昼と夜では少し違う表情になるように工夫しています。
2階洋間系素材には、タモ、レッドオークと無垢材の出す表情を適材適所に取り入れ、ひとつひとつの材質を生かした、大工ならではのこだわりの住まいが完成しました。
息子様の住まいである2階全体は、白色の壁に統一。ダーク色を強めた床材を用いることによる壁を引き立たせ、めりはりのあるはっきりとしたデザインとなりました。
そのほかにはヒートポンプ式床暖房、キッチン換気扇にはフードを必要としない排気エース式換気扇を使用するなど、全体の雰囲気を損なわない設備を取り入れています。

 

 

建物名富士市E邸
1F面積33.05坪
2F面積31.04坪
合計面積64.09坪
着工平成19年1月
完成平成19年10月
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