東北地方の代表的な木材は、「秋田杉」と「青森ひば」ではないでしょうか?
秋田県にはやわらかな赤身が特徴の「秋田杉」、青森県にはシロアリが全滅するといわれる最強の木、「青森ひば」があり、その香りは棟梁が一番好きな香りです。
小笠原建築は、東北材にこだわりを持っています。
こだわり理由は、東北材特有の木の美しさにあります。
吉野や木曽、東濃など数ある材木の名産地の同じ材種の木と比べても、あきらかに違うしっとりとした木肌で色気と落ち着きがあります。
それもそのはず、他の地方の杉肌は業界では男杉と言われますが、秋田杉だけは女杉と言われています。秋田美人といえば想像は付くかもしれませんね。
棟梁として沢山の種類の木を加工し施工してきましたが、秋田杉を超える落ち着きのある木は他にはありません。
施工後にみなさん口をそろえて あれ?なんかこの部屋落ち着くな?
なにこれ?と同じことをいいます。
秋田杉はどちらかと言えば和室などの落ち着きたい部屋や玄関など人をお迎えする空間に用います。日本人の誇れるおもてなしといった所でしょうか?
日本最高品質秋田杉の魅力
今20年前と比べ日本最高品質であり高級材の秋田杉が、今では安く普通に使用できる金額になったという事実をもっと知って頂くと共に、外材ではなく本当に良い日本最高の木を使った家に住んでいただきたいと考えます。
みなさんはおそらく秋田杉で造った部屋を目にしたことが無いと思いますが、小笠原建築では必ずどこかの部屋に使用しています!!
HP内施工実績で 「あぁ〜!なんかこの部屋いいね!!」と思われたならその材料は秋田杉ではないでしょうか?
「青森ひば」は「秋田杉」よりさらに数十倍貴重な材料であり、ここ静岡中部地方ではまず材料屋で見ることのない超貴重材です。
秋田県で行われる年に3回の大きな市場でも、二万本の木材の中に数百本しか仕入れが無かったことには、棟梁もあらためて貴重なのだと感じたほどです。ヒノキやスギの香りとは明らかに違う、はっきりとした香りは虫が嫌い。ある大学の研究ではシロアリがその香りで48時間以内に全滅したという結果もあります。
木肌はやはり東北材。色白で紫かかった黄緑色なのですが、木目が主張せず淡く引きつけられる只者ではない魅力があり、棟梁が一番お気に入りの木材です。
水や湿度に強い木なので虫の出やすい洗面所。トイレの天井や壁に使うことで虫の寄りつかず芳香剤の要らない天然の木の香りは、快適な空間も造ることができます。
こんな東北の貴重材も小笠原建築では、すぐに用意できる体制を秋田の材木屋さんと連係して対応しています。
私が自宅を建て替えるとしたら、急所はほぼすべて東北材の家になると思います。
みなさんも大工が認める日本最高の木でこだわりの家に住んでみてはいかがでしょうか?