私がどうして秋田県や岐阜県産の木を薦めることがあるのかお話します。
あまり書くと怒られますが、あえて説明いたします。
(最初に書いておきますが、地元の木を否定するものではありません。ここでは産地の木を使ったこだわりの住まいもご提案できるという、ひとつの選択肢もあるという説明をしています)
比べてみてどうでしょうか?バームクーヘンのような木の年輪の数の違いがわかると思います。明らかに静岡材に比べ岐阜材のほうが若木ではなく年数を経て育った大人の木であることがわかります。
通常、木の第一次伐採時期は40年~60年で行われますが、木曽などの産地の伐採時期は80年~120年で行われます。実に2倍の成長過程を経た大人の木と言えます。
大人の木は住まいの環境下や壁の中で起こる温度差による木の動きに安定を見せます。
また、1本1本の強度も高く木の強さを示す強度表記も安定して100を超えてきます(通常70~130の範囲)
同じ柱のようですが1本1本の強度に差が出てしまいます。
産地の木は寒暖の差は無論、陽の当たりにくい場所や栄養の無い土地という過酷な条件下で育ちます。これが結果的に木の強度を増すことにつながると木曽のとある製材所の社長は教えてくれました。
正直1本当たりの金額も地元の木と比較してもさほど変わりません、地元の木の補助金制度を利用するのもいいですが産地の木を使うこともできます。
このような木にこだわった家づくりもご提案できますので木のことはなんでもご相談下さい。