「大工が直接造る家、国産の無垢材を多用した家はとんでもなく高い!」と思い、初めからあきらまてしまいがちですが本当にそうでしょうか。実はこの仕様、この設備内容でこんなに素敵な住まいが完成できるのです。今までは不明瞭だった、大工の建てる家の単価を明確にすることでお客様に手造りの家を身近な存在として知っていただくために提案するプラン例です。
ここでいう単価とは、建物本体価格ではありません。住宅建築に必要な諸行政手続費用や野外給排水工事、照明器具費用等が含まれた金額です。
いわゆる引渡し後すぐに住むことができる状態の価格です。
コンパクト(約40坪)にまとめられたお宅は、外部に数奇屋建築の技術を用いて、木部をウォールナット色とするなど和風建築らしい味わい深い造りとしました。本物の和風の家は、熟練の技術を必要とするため高いと思われがちですが、坪単価約48万円で建てることができました。比較的低価格で済んだ理由のひとつは三方向総2階という効率的な設計。1階の壁の上に2階の壁が乗るように設計、ズレをなくし構造木材の無駄を一切省いて、バルコニーは最小限にするなど綿密かつ効率的な設計です。
■建築面積73.13㎡ ■延床面積36.69坪(1F 20.16坪 2F 16.53坪)■着工平成20年7月■完成平成21年3月■坪単価約48万円
外観デザイン以外はこの仕様であれば坪単価約48万円で施工できます。
K邸は公共下水を利用できたので、浄化槽工事がある場合はおよそ坪単価プラス1万円程度となります。