家族がなれ親しんだ築160年の住まいから現代的な和の家に住みたい。
家族のそんなひと言から始まった今回の住まい計画。
一年七ヶ月、数十回におよぶ綿密な打合せに、伝統的な和の技術に趣きのある数奇屋建築との融合を提案しました。
完成までの全工程を各職人が丁寧にその指先で感じ、じっくりと時間をかけ仕上げ完成した住まいは、語らずして訪れる人の心に伝わるものです。
和の家にありがちな冬の寒さをなくすため、高気密、高断熱を取り入れ、1年を通じて木の表現する癒しの空間をゆっくりと楽しみ、体に負担をかけず、やさしく快適に家族と過ごせる和と数奇屋の住まい。他では味わうことのできない、小笠原建築が提案する新しい和のスタイルです。
そんな住まいの居室ひとつひとつは役割を持った場所でもあります。
リビングには重厚感の中にも、癒しと和らぎを。DKには数奇屋ならではの持つ和らぎ、お客様を迎える玄関にはさりげないおもてなし。
そんな用途が違う部屋たちがひとつに集まって、完成した和風のあたらしい形です。