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黒部へぎ板網代工事

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こんにちは!!
日に日に朝気温が寒く感じますね?
こんなときは体調を崩すので気をつけましょう!!
1週間前に木曽上松の小林へぎ板店の小林さんへ発注しておきました
黒部のへぎ板網代2種類が送られて来た。
矢羽根網代と亀甲網代です
天井板に使います
2年前でしょうか?木曽ひのきの製材を見学に行った時に製材事務所天井で偶然見つけ
そこで紹介して頂いた小林へぎ板さん
詳しくは棟梁ブログ2015年1月の木曽の旅②を読んでください
いつかへぎ板を使おうとお客様には提案してきましたが、ついに今回使うことに!!
ネットで小林へぎ板店で検索しましすとへぎ板制作の動画も見れます!!
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こちらは矢羽根網代です。
材料は黒部の板目(木曽地方で言う ねずこ という木です)
こちらは和室に6枚使います。
小林さんのこだわりで色合いも6枚ばっちり合わせて頂いての制作で
ばっちり!!でした
こんな天井の家は中々見られる物ではありません!!
いつも使います秋田杉赤上柾板の実に2倍以上のお値段ですが
木をナタで一枚一枚薄く1mmに剥ぎ編み込んだへぎ板は
仕上がり時とっても味のあるお部屋になること間違いなし!!
おそらくキングオブ!!和室天井!!となる予感がしています!!
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こちらはトイレ天井に遊びで使うことになりました
亀甲網代です
横から見ますと立体に箱が浮かび上がって来ます
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ほら?見えるでしょ?(一点を見つめていてください)浮かんで来ます
木目の方向を変えて編み込むと色合いが同じでも違うように見えるから不思議
矢羽根より少し高いけど棟梁からお客様へサービス工事!! 汗
亀甲網代は矢羽根よりさらに板を薄く剥ぐので柾目でしか作れないそうですよ
いやぁ~しかし手間のかかっている網代ですね!!
私も初めて見ました。
こんなトイレでぼけ~っと天井を眺めて、亀甲がいくつあるか数えてみるのも
いいのかも?
へぎ板は制作できる職人さんも木曽地方でたったの2人しかいないそうです。
今後無くなってしまうことが残念ですが、小林さんの仕事は何年たっても
どこかの家でずっと残りますね!!
へぎ板は20年後あたりに見ますと、輝いてきます
これが木!!本来の光り方!!木が輝く?
木が輝いてくるなんてみなさんにはなじみのないことかもしれませんが
木はちゃんとした仕事がしてあれば
輝くものです。
本当はこういう部分で大工を家を建てる職人として見ていただけると助かります!!
さて網代工事ですが問題もある
一枚一枚が3×6尺である(900×1800)
天井に張りこむにあたり、本式の和室は釘を上(裏)から打ちますから
体が天井裏最低でも90センチ奥に入らないと釘が打てない
構造材も大きな材料がありますと狭くて玄翁も振れない
納まりを考え考え工事を進めます。
週中ごろには仕上がるでしょうか?
こういう狭い所があるので大工は太いと天井工事ができません  (笑い)
昨日和室の骨組みは完成しています。
電気配線の変更に対応してから水曜日から張り込みます!!
まだまだ数週間は、細かい工事が続きます
みなさんも和室やゆっくりしたい場所にへぎ板を!!
また次回!!

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