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飛騨高山研修旅行

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先日仕事の合間に時間をつくり、岐阜県飛騨地方に5年ぶりに社員旅行で行きました。
数年に1度は行きたくなるこの地方は、職人の技術がすばらしい所、私どもの県と家の造りは違いますが、職人のイヨッ!!粋だね!!このッ!!という専門家でないと気が付かない小さな部分を、見学に行きます。
今回もお勉強してきました、マニアックな部分ですが気が付いたことは、これからに生かしたいです。
向こうのつくりはさすがに家がでかいです、土地が広いし雪も降るから軒先もかなり深い、(軽く1メートル超え!!屋根の作り方が最初から違いますが)静岡地方の軒先0センチなんて家はない、旅行中発見できなかった。
軒先の意味を気候の違う地方で改めて知る、静岡はなんて生活に苦労しないのんきな地方かと・・・・反省・・・
雪がふる地方は屋根の雪が解けると軒先に回り込むんですよ、新築したばかりの家の軒先をみると気が付くこと、水の回ったあとが付いている
けらば付近がこちらでは考えられないほど水が回り込んでいるのがよくわかる。
たしか船概?造りだったかな?屋根がこの作り方で軒を深く出し雪から家を(出入り口)守り雪解けの時に、家に変なところから水が回り込まないようにしているのでしょうか?
しかし向こうの家はすっきりとさっぱりと、と言う造りではないですよね?
どっちかというと コッテリとずっしりと、とでもいいましょうか?
まぁ私が主にこちらで見るのは内部仕事ですが。
あと高山で必ず行くのが家具屋さん、私のお気に入りはシラカワの匠舘さんの家具
以前にも書きましたが、ここの家具はすばらしい、確かに他の高山家具1本物の手造り家具もすばらしい物はあるのもわかる、一枚板の無垢のテーブルもたくさんある
でも本当に一枚板でいいのか? 生活してみると非常に重い、
違いはセンスかな?
ここの各シリーズも機械と手作りとの融合だそうだが、我々木に詳しいマニアックな大工の目から観ると、他のものとは材種は同じでも木のグレードというか素材から違う、(すべて柾目取り)そして私と同じ考えで材料をふんだんに使う、ケチっていないと思う。
インターネットでもこの家具は見れますが、実際のものはイスの足や肘掛などスケールが違います。
実物は現地で見ましょう。
さらに違うのは、向こうには曲木の技法が盛んでこれがスゴイのだ。
簡単にいうと木をたしか蒸して?段々と曲げて行きます、(こうすると太い木が繊維を傷めることなく曲がるそうです皆さん!!)
こうすることにより、木の繊維を寸断することなく使えるから強度も強い!!
マニアの目から見ると、この木は成長の過程でこのように曲がっていたのかと思うほど木目が流れていない、なぜこんなことが出来るの目線・・・・・
わかりやすくいうと普通の家具は削り出しといいますか、広い板目の板をほしいラインに型を造りそのとおり切断しただけ、又は削りだし
だから木目もほしいラインで縦横で寸断している、これでは弱い、大工の経験でいうと、たぶん板だけの状態で人が真ん中に乗ればポキンと折れるはず、組んでしまえば十分な仕事ではあると思いますが、違いはここ、
うちの家具もこれですが問題ないです・・・・・こだわりすぎですね私?
嫁さんは私と家具屋に行くとグッと疲れるでしょうね? うんちくがヒドイ・・・・・
希望のものが買えやしない・・・・・そうな
高山で毎回買う一位の木の箸買うにも、全部出して木目の流れ、細かさ、色と判断
コイツまたはじまっちゃったよ である・・・ 失礼・・・・・
だって食洗機で洗うのだからおとなしい木選ばないと、長くもたないでしょう?知恵ですよ。
みなさんもこだわりの家の後にはこだわりの家具を?
少々お高いですが、この素材と手間ひまかけた造りと、この地方の考え方である長く使っていただき数十年後にまだその商品があり補修が効くの精神を購入したと思えば安いもの?
高山には何度行ってもいいものや発見がある、また行きたいです。
ではまた次回!!

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