おはようございます。
きのうは朝からカンナの調節からはじめました。
かんなって道具は台と刃がうまく平行に合っていないと良いかんなくずが出ません
かんな削りは大工でも5年くらい毎日毎日研ぎや仕込みを練習した人だけが習得できる
難しく根気のいる技術です。
写真はかんなで仕上げた柱です
3本仕上げた所でカンナも乗ってきました
今回は京都からやって来た京都産の柱です
前にも書きましたが京都はそんなに大きなひのきの産地ではありませんが
ご覧のような色のうすいといいますか?
とても色気のあるひのきが取れる地域です
京都らしい地域柄の出た?しっとりとしたひのきです
舞妓さんのようなイメージと書くとわかりやすいかと?
通常木には芯の方が赤く(赤身)外側が白い(シラタ)がはっきりとわかれる
京都の物はあまり赤白の差がはっきり出ません
ひのきの表情って気候や土壌の質そして地域の人柄?で決まる?笑い
この辺のひのきは冬目が少し黒いんだよな・・・
(この流れで書くなそんなこと)笑い こら・・・汗・・・
人柄は関係ないですよね・・・笑い話です ネタです・・・反省・・・
気候と土壌と日当たりで決まります 大汗・・
先日の見学会でも京都の柱を使っていてみなさんにも紹介しました。
太いひのき柱が吉野産で和室及び廊下が京都でしたので
比べて頂き なるほどって!!
お客さまも納得していましたよ
京都の柱はいい意味で存在が薄いから和室のような柱が見える真壁造の部屋の
中に柱があっても柱が主張してこない
京都産の柱は私どもの作る茶室っぽい和室にはちょうどいいのかなって思います
日本には本当に良い木が取れる地域がたくさんあります
戦後70年~80年!!木もちょうど切りどきで良い木もあります
使わないと損です
いつまでクロスの家でクロス貼りの中が木の家に住みますか?
木は表に出して楽しんでくださいな!!
私はこのような木の産地を地域を多くまわり、地域地域で取れる木特有の表情も見て来て
現場にその表情を取り入れています
小さなこだわりの数々がいつの間にか経験と知識で仕事ができるようになっています
そこらへん沢山木の家見たけど なーーんか違う木の使い方!!で満足しない方
一度私にもご相談下さい
今年後半以降には青森ひばの梁を贅沢に使った勾配吹き抜けの家も作ります
今から完成をイメージしただけでも・・・しびれてしまいます・・・
棟梁もとっても楽しみなんです
完成は来年の春?
青森ひばの新作完成まで・・・・・・あと365日?・・・くらい
吉報は寝て待とう・・・汗
また次回!!
がんばろう!!大工!!
柱かんな削り
- 棟梁の日記(大工の住宅建築)
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