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天竜路パートⅡ

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今月初め6月につづき天竜の製材所周りをしました。
今回は天竜の中でも1,2を争う大きな所を見学、社長さんとイロイロと話しました。
ここでは山で葉枯らし乾燥をおこない、春に製材、のちに少しだけ人工乾燥をかけ
その後は屋根付きの施設で自然乾燥なのだそうだ、なるほど出荷までかなりの手間ひまかけていることが分かる。
なぜここまでやるかとたずねると、収縮のことや見た目の割れのことなどなど
イロイロ試したが木割れを防ぐのにこのやりかたが1番効果があったそうな
そこで天竜方面自慢の伐採方、新月伐採の話をすると、社長さんからの答えはこうだ。
僕らも一番はやくからそれ取り入れたが、ダメだねありゃー、効果なし、新月に切れば木が割れないなんてないよ、だって大工さん木はいつ切るか分かるよね?ときくので水を上げないこれからの季節だよねというと、そうだよね、
以前秋田の製材に聞くと同じことを言っていた。
でっ?切れるのは季節から考えて新月の数なんか1回か2回だ、数年間かなりこだわったけど、ダメだったのでやめたとのこと。
否定するのも悪いが、確かに新月に伐採して木割れが来ないなら建築業者と材木屋みんな苦労しない。
現地で我々のような人に話すのが本音だろう
本音を聞いてしまった、木の伐採は時期だそうだ。
では満月伐採はどうでしょうか?・・・・・・・三日月とか・・・
社長さんこれからもあきらめずイロイロ試してくださいな
いつか割れないでそして色も自然のままで完全乾燥の時代は来るのか?
木割れってまず起きるものだから、戦いですね人と木との?
これ完全に開発できたら数百億の価値有りでは?
私も現在感想中の杉材を毎日管理し乾燥収縮の木割れがおきないで完璧に乾燥できるか、イロイロな手を使い試しております
現在の状況からすると山は表面が乾きまくる2月いっぱい、その後8月まで水分を飛ばし秋にどう出るか?
製材所や材木屋には出来ない、本数が少ないから出来る木の乾燥過程の管理
さて結果は? 待て来年?
ところでこの製材の奥に比較的節のないひのき材が・・・
木の背割れがないのでコレは横架材だ、さては天竜のアタゴひのきの土台?
売り物?ときくと 違うよ、それはアノ空港で最後に伐採した木だ!!
ななな なんとアノ空港の最後の木!!!・・・ 静岡県民ならみんな知っている
あのいわくつきの木だ!!
確か○川知事の首が飛んだあの木だ、こんな所でお目にかかれるとは、節は少なく
よくも悪くもない土台程度にはもってこい(ちょうど良いという意味です)の木でしたが、なんという偶然、ここにあったのですね!!
こんな気持ちが入った、お高い木は買えないよ、プルプルッ!!
あの人もこの木で家を建てれば浮かばれるかも、合掌・・・
意外なものに出会った今回の天竜路、お昼の食事中には、
これまた偶然にも天竜木材組合の理事長さんが隣にすわるなど、出会いがたくさんありました。
皆さんも時間があれば天竜川沿いのドライブをお勧めします。
次回は爆笑!!職人のおもしろ言葉をお送りします。
ではまた!!

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