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刻み作業

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写真は丸太の刻み作業です。
大きな100キロ超えの材料を人力で刻みます
テニス肘がだいぶ良くなり痛みを感じなくなってきていますが
さすがに材料をひっくり返す作業は腕をひねるので気を使い腕をいたわります
俺も歳とったなーぁ・・・夕日が涙をさそう・・・(久ぶりに出たな)
刻み作業は現在のプレカットと違い機械加工ではなく
大工自ら木材を加工して建前まで持っていく
建前まで1カ月から2カ月かけて毎日毎日、木と対話し木から刻み方
ノミの入れる方向や角度を学ぶ
最初に入れるノミの方向や木目に対し木を割れないようにノミを入れる方法など
刻み作業から学ぶテクニックは多い
刻むと言うことは大工道具のノミやカンナを研ぐことでもあるから
道具を使いこなすことも数カ月密になり学べる
実は大工になり一番大事なのは刻み作業
これからはじめないとなんか違う大工になってしまう
私どもの見学会で見に来たお客様がよくアンタちの工事はとてもきれい
どこそこ木がピッタリ付いていて気持ちがいい!!という方がたまにいる
これはノミや特にカンナを使いのこぎりで切った物を最後に微調節しているからである
今は電動で切って床にポンと置いて終わり 
そのまま取り付けてしまう
無垢の床にポンと置いて材料が床とピタリつく訳がない
付く方がおかしい・・・笑い
ただ刻み作業は1日中座りっぱなしで重いものを持ち返しては刻み
体をねじってひねって作業するから腰痛がひどくなる
中にはヘルニアになってしまう
だから大工は常に現場では体を鍛える動きをしていかなければならない
素早くきびんに動く、体に少しづつ負担をかけて行き刻みにそなえる
べきだと私は心得ている
体造りからしていかないと体が付いて行かず短命になる
今まで私の所に来た見習いは数名、居たがみんなこの動きでついてこれないと
全滅してしまった。
あとでわかるより大工道は若いうちに動きを見につけて動きくらい当たり前にして
おかないといけないと私も自信が
よく知っているからそうしていたのですが・・・全滅
ある子には数年前、顔が怖いとも言われました・・・整形したろか?笑い
足を引きずりながら歩く・・・こんなことから注意していたのです
動きを機敏にしますと頭の回転も速くなる
こうすることで先の作業も早く考えるようになる
そしてもっと早くきれいにを追求したいと思う
これが職人 職人これでいいが無いというのはこういうことでもある
昔の大工さんが電動工具が無い時代にも仕事が早くきれいに仕上げた
裏側にはこういった苦労があったからだと思っています。
なーんて偉そうなこと書いていますが・・・
2日刻んで、もう腰痛が出始めた・・・イタタ・・・
若い大工さん 初老を迎える前に家造りと体作りがんばりましょう
応援しています
初老の棟梁、今日は丸太仕上げて来ますね
今日も夕日に涙が出そうな棟梁です
初老の馬鹿ヤローぉぉぉぉ・・・!!
また次回!!
初老も悪くないけどね・・・笑い

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