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入母屋

IMG_2752.JPG
先日愛知の豊川に少し遅い初詣に行ってきました。
参拝も終わり建物見学をしているとなんとも風格のある入母屋が!!
うううううっ美し過ぎる、これは出会いだ!!と目がとまり早速一枚写真をパチリ!!
大工から見ると入母屋は正面から見るのと真横から見るものです、なぜでしょう?
正面から見るときはスカートみたいに見える瓦の所、(前包み)と言うそうですがこの瓦の枚数と全体の巾(間口)をみます、あまり前包みの瓦が多くなるとあごを引いたようになりかつ壁面が小さくなりおかしいからです。
IMG_2754.JPG
今度は真横からみます、今回は本入母屋(みのこ)なので分かりづらいですが
横はある瓦を基点につながっていき先端にたっするのでこれをみます
簡単にいうと先端の瓦から横に何枚目が基点の瓦か見るのです、分かりやすい理屈を立てると、ずれてしまえば雨が流れませんよね。
そしてもうひとつ特に見るのが破風板(正面の木の部分)の位置!!
一人で手を建物に垂直に立て、建物のどの位置に来ているのか見ます。この時点で奥さんに何やってるの?の目で見られましたが
横は各家の間口×巾により仕方ない場合がありますがどの位置がベストかホント
悩むのですね、破風が引っ込みすぎの家もあれば出すぎなど入母屋ってホント色々です。
1番難しいのが軒先のてりの部分(そり)これって実はただそっているのではなく外に向かってねじれているのです。(そり出ている)
今回はたぶんですが軒先だけてらすのではなく真ん中からてらしはじめる総そりだと思う。
私も暇があれば仕事場2階に扇タルキの総そり入母屋の見本造りたいですが相当悩むな 宮大工さんの仕事かな?ホントきれいですよこのやり方!!
若いころはよく憧れましたが日本建築の美を感じるひと時でした。
みなさんも前と横とみてみてください いろいろあって面白いですよ。

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