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京都研修の旅③

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おはようございます
4月のこの長雨には参りますね?
基礎工事が遅れています みんなコンクリート打てないから晴れた日に集中する
だから配送予約がとれない・・・・早く晴れてほしい・・・
さて先週の京都の旅も残り2回です
京都の茶室が見られる所をウロウロする棟梁・・・
ありましたありました私の好きな屋根形状の茶室・・・
みなさんにはわかりますか~?
静岡県に普通にある屋根形状ですが少し屋根の納め方が違うのが?
いいですねーこの形状が一番すっきりしていると私は昔から思っている
内緒だが私がもう一度自分の家を建てたらこういう納めを採用すると10年前から心に決めている
ではいつもと何が違うのか? 
わからない方にしょうがないな?説明しよう (あまり専門用語は使わないように書くよ)
まず一番手前の破風板がありませんよね?
中タルキの上に乗った木小舞が中タルキから跳ね出しで外側に飛び出ている
その上に広小舞を乗せてほんの~り!!屋根にむくりを入れて屋根を敷く・・・
このような軒をバラ軒と言うそうです
以前書いたかな?ソバ軒なんて軒もあります
最近数奇屋軒のお勉強が好きで教わったりしてます
写真の建物の屋根R形状は実にさり気なくきれいなラインだ・・・(感動・・・)
この茶室は総板金屋根(棟以外)でしたが
実は瓦と板金ではR形状の求め方が(センスですが)違います
どうしてか?いえないなーそれは・・・内緒です 経験が物を言うこの世界・・・内緒♡
さて非常に専門用語を使わず説明できたかと・・・(反省)・・・
このやり方の多くは先端が瓦では重くて下がってしまうため銅板屋根が多い
せっかくすっきりみせる為の技法なのですから先端が瓦ではグー!!だ
または軒先だけが銅板であと建物本体の上は瓦を敷く今は中々見ることができなくなった
こし拭き(こしぶき)とすればとってもかっこいい和の家になる
棟の距離がない小さい家には向きませんが50坪以上で棟が長い家には銅板と瓦を用いた
こし拭き屋根最高にかっちょいいです(私は好きです)
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ホテルの外にあった休憩所です
市内のある大工さんが同じ物を息子さんのお店に造ってあったなー?
俺も事務所の入り口横にこれ造ろうかと思います(いつのことやら)
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おまけですが
屋根タルキを吹き寄せで入れています
下からみて普通の寸法では大屋根タルキの吹き寄せはごっつく見えてしまいます。
よーくみるとタルキ巾を通常より細い1寸2分ほどに細く加工して寄せています
なるほど・・・これも制作者に多くの経験がなくては気がつかない・・・気使い・・・
こんなところにも制作者のセンスといいますか和に対する心使いがあると思います
恐るべし!!京都・・・八橋もうまい・・・(笑い)抹茶ソフトも・・・・うまい・・・
だいぶ建築に対する目も肥えたがウエストも肥えてきた京都の旅も次回最終回
嵯峨嵐山を離れた棟梁・・・
比較的田舎の方が良い建物があるだろうと宇治方面に向かうのでした
次回最終回10円玉の世界
お楽しみに!!
大工も勉強だね~ぇ?
また次回!!

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