お問い合わせ

お問い合わせは0545-72-5280まで

丸桁加工

IMG_6114.JPG
こんばんは!!
先日から加工をはじめていた丸桁でーす。
丸太って墨出しが普通の角材と違いましてまず小口に水平垂直を決め書きます
その後もう片方の小口にも同じ用に水平垂直を書きますが、このときにねじれもみないと左右小口で水平垂直が合わないです。
難しいですが目がいいとねじれが簡単に出ます。
あとはホゾが入る場所を決めノミで掘ります。
IMG_6119.JPG
写真は丸桁に入る丸柱です、丸桁の肌の形に丸型ノミを使い合わせて行きます。
丸桁が凸凹していると大変です。
なれないとピタリ柱が桁に付きません、シビアな仕事ではあります。
丸太仕事は基準の墨を頼りに加工して行きます。
IMG_6121.JPG
丸桁加工と柱がうまく入りプチ上棟を終えるとある一点を決め今度は写真のように
丸太の垂木材(斜めの木)を決めていく、このとき丸太の根っ子(元)と木の上部(末)では丸太の太さが違う、今回のように7mを超えてきますと元と末では5センチほど直径が違ってくるので、丸桁水平線を決める最初の段階で垂木材が元に乗ったとき垂木が太い元の丸桁にめり込まないように末の上に乗せた垂木の高さとのバランスをみておく、あまり元と末で直径が変わるような元オチ材だと仕上がると元の方がやたら
下がって見えてしまうので、注文の際に元オチも選択する。
文で書くと書いてる私もさっぱり解りませんが、ようは考えながらやりなさい丸材は
ってことです。
先、先のこと考えていかないと丸材は後行って はまるかもしれない・・・
垂木が乗れば後は簡単、すべてで水平垂直が出ている、垂木上も勾配付きだが基本は平ら、やれやれと水貫きと木小舞をまわし仕上げに面材を貼るだけ・・・
息抜きが出来る瞬間だ・・・がしかし仕上げの面材は俺が貼るとオヤジさんの出番!!
シビアな仕事してきてリラックスできる面材貼り仕事なのだが、私の役目はここまで・・・
面材貼りはオヤジに任せもうひとつの下屋根右側7mの丸桁加工に移る私・・・
不ぞろいの木あわせていくのも大工らしくていい
あまりある仕事ではないが、ないからこそ志願してやる、角材の値段で丸材やったっていいではないか?
あまりない仕事こそ 自分で道は作るのだ。
完成した後なんともいえない味が丸材にはあります、完成した下屋みて他の職人はみな うっとり・・・いいですねー  
今回は面材に隠し味を使ったからよけいきれい・・・
日本の軒先は実にきれいだ!!
高級旅館に負けていない!!この軒先がついた部屋なら一泊五万はするぞ!!
完成写真はまた今度!!
ではまた次回!!

関連記事

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


投稿記事一覧

PAGE TOP