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10、11、13!!

こんばんは!!
今日のタイトル10、11、13!!
何も棟梁イヨイヨ数もまともに数えられなくなったわけではない
これは大工さんならわかる数字だろう?(わかんない人もいるかも?)
柱の長さを現す数字だ
柱の流通には10尺柱(3m)と11尺(3.3m)と13尺(丈3といいますが4m)
の3種類が存在します
で!!国内の住宅のほぼすべてが10尺(3m)柱で作られておりますが
中には3,3m以上の柱で建てられている家もあるのです
IMG_0137.JPG
拡大写真です
長さの違いわかりますか?
この長さの違いが天井の高さに直結しますよね?
3m柱ですと1階の天井はがんばって取れても2500mm
3,3m柱ですと余裕で2700mmとなりまして4m柱ですとお寺みたいな3000mmは可能ですが
みなさんなぜか2700mmとします。(3mはさすがに冷暖房効かないよ)
もちろんこの長さの分階段の段数が増えるわけで3mと比べ2段~5段は増え
その分階段の段板の距離が必要となる
4mは構造に工夫しないと筋交いが起きた角度になるのであまり効き目がなくなる傾向になってしまう
こうなると3,3mがちょうど手ごろで良いが柱以外の木材がすべて3mが使えず4m材を切るので費用は4m材に近くなり割り高となる
今木が(の物)高いから4m材を切るのは一般的に見ても無駄が多い
これが3,3m柱の宿命
最近の和室はサッシが2000mmあるから長押付けて天井までの残りの小壁が小さくなりすぎて実に不自然なので私は長押を付けないで数奇屋風の和室にしている
2000mm内法の和室を長押つきとするなら3,3m柱以上としたい
えっ!!?みんなどこも大壁和室だから関係ないか?(笑い)
天井が2700mmあるとさすがに空間が狭さを感じないし圧迫感は感じないだろう
アパートの天井は昔から2400mmだからがんばって取れて2500mmの3m柱
は実は賃貸とあまり変わらないことになる
僕らは工夫してなるべく2550mmになるように手間かけますが限界はある
僕らは3,3mで施工することが多い、無論その分外壁の平米数が増えるわけで
今のそこまでやるか?のコスト削減の家造りとは真逆の方向性をたどる
最近届いた見積も3,3mで拾いをしましたがここの所の材料高からか材木屋から
来た金額の猛烈の高さには参りました
4m材が混在するので・・・しょうがない事ですが・・・
このまま材料高が続いたら値段だけで評価するような人には3,3mは当分教えないほうがいいなって感じた?
かかるものはかかりますからね?実際・・・同じじゃーないし・・・
坪2万位は最近の材料高で違うのではないだろうか?大きいよね坪2万高!!
実は僕の家も11尺(3.3m)で施工している 
ひとつひとつの部屋が広々と感じる
数十年前に天井の高い家にすると頭のいい子が育つなんて根拠の無いCMが
ありましたが僕も実家は3,3mだったのですが・・・
僕には残念ながらまったく効果ありませんでした・・・・(笑い)血統だよ血統・・・
梁組天井なんかの場合3.3mの余分な30センチの高さが作業スペースとして
物を言う実にありがたい30センチの空間
みなさんも他と違う家をと考えたら仕様より空間が上に伸びるってこと考えたことありましたか?
何も吹き抜けにしなくても3,3や4mでなんちゃって吹きぬけも出来ればその上に部屋だってつくれるさ・・・
建築の世の中にはたくさんの事情が存在します
家造りって いや~ぁ!奥が深いねー?素人にはわかりそうでわかっていない
今夜はたまに書くやくにたつ?お話でした
みなさんなら10、11、13!!どれにする?
やる気になれば20と21もあるよ!!
また次回!!

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