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笹木目

IMG_4632.JPG
今月はじめより、加工してきました家の上棟が近づいてきました。
今回の住まいは、なんとお客様が10年間ありとあらゆる見学会に通い見たことがない所はないというくらい勉強された施主さんの住まいです。
今でも見学会に行っている模様・・・
そのわりに私市内で12回見学会を行なっていますが、1回もお会いしていませんでしたが・・・・・(大笑い)
まぁ、この件で聞いたところ新聞の取りかたをイロイロ変えていたそうで、コレが原因かと・・・
さすがにイロイロみているのでお客様は目が肥えている、というか肥えさせてしまった私が悪いのか、使う材料も半端ではない。
写真は、吹き抜けに使う杉の柱です、見よこの見事な笹目(ささもく)!!
もう二度と使わないかと思うくらい良い材料です。
IMG_4633.JPG
この柱一般に使うものと製材の取り方がチト違う、大面(1番よく見せる面とでも言いましょうか)は板目で写真横面が柾目になっているでしょ?
こういう柱の取りかたを・・・・
すみません度忘れしました。思い出せません なんとかといいます???
大変貴重な材料の取り方で価値が高い製材のしかたです。
ましてはコレ秋田杉の4m7寸5分角ですからね、おまけに全面無節です。
1本で坪単価並ですが・・・
とにかくこの世界の方なら えっ!!まじ・・・それ使っちゃうそこに?という材です。
こういう貴重材をきざむときはホント気を使います、必要以上に確認しまくり、ノミ入れも慎重に刻む・・・心は一日中!!ドキドキ、バクバク・・・神経使う使う
代わりがないということはこういうこと
別料金にしたいわ!!ホント・・・冗談です・・・
柱は四角だから全部で4面、2面は板目取り2面は柾目取りの今回の柱は木目が大変きれい
このような取り方の柱は板目部分が笹木(ささもく)と言われる木目になることが多い
通常の板目取りの木目には絶対に出ないこの笹目、今回はより強調されるように
カンナで仕上げた後にナイロンブラシでブラッシング、浮造り仕上げとしました。
さらにこの面にイボタのロウをしみこませ磨きます、輝きを出しました。
やれやれやっと完成、写真の穴には松の丸太が刺さります。
吹き抜けのアクセントです。
今回はかなりキレイな木の使い方、今までの私の仕事とは少し違うかな?
お楽しみに!!
さて上棟前なので心を落ち着かせ、明日に備え寝ます 
はまた次回!!

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