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桁材手刻み作業終わる

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先月から加工していた和風の家の構造材の桁部分の加工が終わり、
材料の確認、及び金物の入る部分にドリルにて穴あけ作業が始まっています。
今回は65坪と大きいため構造材の数もすごいことすごいこと!!
まとめると、もうそれは山ですね?
確認穴あけ作業だけでもまる2日もかかりました。
続いて柱の墨付け及び加工に入る、柱は桁材と違い立体に考えていくから、なれないと墨つけは難しい、もちろん桁材もプチ立体だから?難しいが柱ほどではないかな?
現在は構造はプレカットの工場加工が主流ですが、大工ならやっぱりこのような和風住宅をが自分で1から墨付けを行い 考えながらたてる!!
うまくたちあがり上棟の日の午後の気持ちのいいこと気持ちのいいこともう最高です。
普段飲まないビールが一段とうまい!!
でも手刻みは今なかなか行われない、これでは1から家を建てられる職人は次々に減っていく、単価がプレカットにはどう考えても勝てないからいたしかたない?
ここ10年内で大工になった若い子はこれから墨つけを覚え、自身で行えるのはまずなくなっていくのではないでしょうか?
がんばれ若い世代!! 後は自分次第だ!!
プレカットの単価でも刻んで覚えるしかない、若い衆はホント大変だろうな?
今の私も覚えた技術無駄にしたくないので同じようなことやっています。
私も若いころ友達は遊んでいたときでも夜間でも作業場で必死になって墨付け覚えたが
今は使われないというか、要望がなくなっていく技術になってしまっていて、さみしいですね!! 
昔あの時誘われたコンパにいっとけば良かったか?・・・・・
今は1から家建てられなくても、5からでも大工は大工になっていく・・・・
でも手刻みは実際に作業場でトントン、ガタガタと騒音も出る関係上住宅地では近所迷惑な部分もある、いろいろな方の理解がないと実現できない状態になっていますね。
私どものところでは昔から作業所があった関係上、近所は理解していてくれているみたいなので ご近所さまに感謝です。
ブログでは手刻みの良さはなかなか伝わらないですが良い所はたくさんある
最近の大工作業が貼り付け作業になったのは刻み作業がなくなったからだと思う
どういうことかというと、構造材を刻むときはノミやノコギリやカンナも使いながらきざみます、
構造の手刻みは上棟後の室内造作作業にこそ比べたらそれほどシビアではない、でも一連の大工道具を使いながら道具を使いこなせるようになり、シビアな加工が可能になる
今はこれがないから、いきなりシビアな室内造作作業、だから技術が落ちるに決まっている、当たり前、基本は基本で残して行きたいですね。
私どもの見学会では毎回来ていただける方の多くが造作仕事のうまさ!!をほめていただいています
やっぱり順序を段々に踏んでいかなければダメってことですね?
職人仕事はどうしても遠まわりが最大の近道、ワープはいけないのだ
エライ世界に入っちまったものだ 怖い怖い・・・・
明日は和室柱に1本1本名前を付けて、加工していきます、その数40本
これを番付け作業といいます。
ひとつひとつ違う木の表情をベストな位置に割り振り名前をつける、楽なように見えて頭も使うし
気も使う、明日からうまく割り振ります。
柱作業が終われば少しは楽になるかな?
後はむくり屋根のバランス見て破風板の制作と作業は続く
ではまた次回!!

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