こんにちは、現場では洋室の造作工事行っていました。
造作材は今回もすべてひのきの無垢材を手加工したものを使いました
上の写真のように壁材が入る溝へ釘を打ち込む、だから仕上がりでは釘が見えない
今の仕事は溝が無く表面に溝をつけそこに壁材をはった後に見える方から針みたいな釘を打つ
こんなの本当は大工の仕事ではないと常に思っている棟梁
写真は部屋の角で納める加工を行った写真です
前回のブログ、和天でも書いたが、和室を作れない大工が多くなった原因はこのような洋間造作すら
しなくなったからではないだろうか?
和室に比べ数多く存在する洋室、ここでも和室造作につながる
手加工にたずさわることが出来る、基本の造作が学べる
こういう仕上がれば見えなくなる部分にも手を掛ける、この連続が仕事のうまい大工を排出することになる
今はこういう仕事を見かけなくなった
しっかりした仕事をしている本当の大工の方が偽物みたいな流れがある
デザインには技術が要らないことが多い
これでいいのか?
無垢の木を使うには、このような木を止める納めをしないと、エアコンなどの使用で木が動いてしまいます
建材には建材だからこれでもよいという納め、無垢の木にはこれでないといけない納め方がある
建てる側もこれを知るべきだ
費用も時間もかかるが、小笠原建築ではいつもしっかりとした木を止める、木が安定する納めで
しっかりと時間を掛けた納めで施工しています
無論このような納め方であれば、ボンドに頼らない施工方法だから、
ボンドなんて米粒くらいしか使いません(貼り付けなら1ヶ所100グラム以上使う)
何が本当な健康住宅なのか?考えさせられますね?
また次回!!