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木曽ひのきの旅①

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おはようございます!!
みなさまお正月どのようにお過ごしでしょうか?
ウエストも順調に膨らんできておりますが・・・85.5mm?
さて!!そういえばのびのびになっていました11月に行きました長野県木曽への旅
今日から暇なので木曽ひのきの取り組みや木曽ひのきの魅力を現地調査だからできる話を書きます
朝5時富士市を出発した棟梁とうちのおやじ・・・
ぶっ飛ばすこと4時間半・・・着きました長野県木曽上松町(あげまつと読みます)
写真の場所は木曽の材料が一同に集まる木曽管材市売です
木曽管材に月に数回木曽ひのきを扱う製材所が材料を持ち込み全国から買いに来た問屋さんが買っていく場所
2年前秋田県能代に秋田杉を見に行った時と同じシステムですね!!
ありましたありました木曽ひのきの化粧柱・・・
木曽ひのきと簡単に書くが樹齢300年以上の物から製材したものを天然木曽ひのきと書きそれ以下は
木曽ひのきと書きますのでご注意ください。
写真は天然木曽ひのきの柱です木目が細かすぎて木目がうつりこみません!!
樹齢300年の大きな木から製材しますのでこれくらいの小さいサイズの柱は4面のうち2面が板目
もう2面は柾目になっています。
ようは芯去り取り挽きになっています
素人の方?言っていることがよくわからないですって? 
いいんです!!素人なんだから・・・
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ここにはいろんな寸法の材料がゴロゴロしておりました、この日は市日ではなかったので材料は少なめ
でしたが中には写真のような300角8mの化粧通し柱なんてのもたくさんありました。
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中にはこんな小さな材料が・・・・
なにか分りますか?皆さんには?
建築材?でしょうか?
違います!!
秋田に行った時もありましたがこれらは冠婚葬祭屋さんが買っていきます
箸や結婚式の引き出物の箱になったり表札になったりします
有名木産地には建築ではこっぱで捨ててしまうような部分でも昔から捨てることなくルートが確立されて
いるものです(のちに見学に行きました製材所ではこのことを痛いほど感じましたが)
無駄にしない・・・勉強になります・・・
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こちらは富士市ではあまり見ることが少ないコウヤマキという木です
たしか木曽で有名な木5本である木曽五木だったかと思います。
独特な香りの木です
私も保管している木曽ねずこ柾板とおんなじで富士市では大変珍しい木ではあります
トガやネズコ、コウヤマキと大変マニアックな木です 
これらの木はお金持ちの家には使われていたりするのであまり世にでないです 数も少ないです
いやーありますね木曽管材には木曽ひのきがたくさん・・・
実際に買おうと思ったら100万円なんてすぐなくなります・・・1000万円単位で持っていかないと・・・
くわばらくわばら・・・私のような庶民大工の来るところではありませんでした・・・
事務所内の木曽ひのきSRにご案内されて天井を見ているとあるものに気がついた棟梁・・・
天井に貼られていたのはアジロに組まれたへぎ板だ・・・
あのーこれって黒部へぎ板ではないですかと訪ねたところ担当者さんがそうですよとのこと
まさかこの辺で作っているのですかと訪ねたところ 
なんと!!ここから5分の所で作っているとのこと!!
おぉぉおおおおおぉ!!なんと黒部のへぎ板がここ上松で!!’(あげまつですよ)
さっそく ずうずうしく制作している方に見学許可が取れるか連絡してもらいました
黒部というのは黒部という木ではありません 黒部ダムとも関係ありません
この辺で言う先ほど書いた木曽ねずこのこと  地元ではネズコを黒っぽいから黒部といいます
ちなみに青森では有名な青森ヒバはこの辺では明日ひのきになろうとする木という意味で アスナロといいます ひのきに似ていますからねひばは  
でもね木曽ではよほど大きくないとヒバは間伐で切られて倒されてしまうそうです・・・
ここで予定変更で黒部へぎ板を見に行くことになった棟梁・・・
黒部へぎ板ってねたくさんあるアジロに組まれた天井材の中でみょーに高い材料であります
主に和風の家の上をいく存在 数寄屋建築の家に使われることから
1枚3×6(畳1枚)サイズで高いところで
お値段なんと1枚10万円!!坪20万円もする ほとんど ぼったくりもいい加減にしろ!!といいたい
材料であります
しかしこれがですね!!いかに 世の中問屋のぼったくりだったかということが後に判明することに・・
次回は上松(あげまつだよ)で出会った小林さんとの出会いを書きます
数寄屋建築の大工さん!!これを読めばもう問屋に黒部でボラれないですみますよ!!
必見です!!
しかし!!残念ながら時間が来たので
つづく!!
また次回!!

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