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木の家って奴は・・・

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さて月曜日ですね!!
今朝はめずらしく事務仕事してましたので 朝のブログです。
現場も掃除が終わり今から現場でピカピカの家と初のご対面になります。
気持ちとしては若いころ出かけたコンパのご対面の時と同じである。
ワクワク ドキドキのこの瞬間!! 当たりか ハズレか・・・(若かったあのコロ・・)
唯一コンパと違うのはハズレがないってことかな!!
まぁ向こうからすればコンパの時は私がハズレであったことも
あっただろうに(笑い)トホホ・・・
冗談は朝なのでその辺に置いときまして・・・・・
まじめな話、無垢の家って完成時のご対面の時が1番良いと思いがちだが、それは
とんだ勘違いであると気づくときがある。
約5年ほど前に施工させていただきました市内K邸(18年6月完成)なんかに行くと
そう思う、使われた無垢材が私が見ても うなづく良い色合いに変化しているからだ
正直今のK邸は新築完成時より私は見ていて良いと感じる。
私たち大工の造った時点での本当の完成度は20%くらいなのだろう、無論より家を大事に引き立たせるのは住まい手だが、無垢材って奴はその住まい手に答えるようになじみ変化している。
工事中色決めのとき私は頭の中でこの木はこういう風に色合いが変化するだろうと
いう経験を元にアドバイスしている。
だから引渡し後に私が遊びにやってきたときは、怪しくキョロキョロ家をみているはずです。
これは木の色合いの具合を確かめ勉強しているのだ。
同時に木の造作材の動きを材種別で見る あとエアコンなどの用は乾燥機になりうる設備の確認
私の目はきびしい・・・
最近主として造っている数奇屋風の和室なんか特にみるね!!
見学会の時には実は色あわせし貼った天井板なんか第二段階に入っているのをみなさんは気がつかないよね?
杉赤柾板って変化が早い、杉赤板は大工なら色あわせがむずかしいのは知っているだろう、2ヶ月ほどたつと色が少し濃くならず薄くなる、このとき色をそろしてはってあってもまだらにみえる、このときが見学会のころ、言わなきゃわからないだろうが
そうなのだ!!
チト悔しいが・・・
これが1年~2年で光の照り返しなどで元にもどりきれいな同色にまた変化していく
このあとがきれいなのだ、無垢の木はこうなるといいね たまんない!!
木って奴は常に触り感触を確かめ学びその木から学ばしてもらおうという気持ちでいないとつくづくダメだなって思う。
このことに気づかない職人もいるだろうが、木って奥が深い、
値段がよい木だからからよくなるだろうって考えて使っても全然良く見えない
これは大工がその木に負けたのだ。
本当に使いこなせる職人が手に取った瞬間
木は観念するのかも知れない そんな気がするときがある
私もまだまだですが、最近少しづつ木との言葉なき会話ができつつあるように思える。
勉強ですね 毎日が・・・
さて写真は当社左官工事担当の望月左官工業の長男映夫ちゃんがが見せた粋な
お仕事 
2階4畳半和室の壁にモミジの葉が数枚・・・色 バランス配置なかなかいい
悔しいがこれが今回の1番でおいしいトコ左官屋にスッパ抜かれましたねなんて
A全G器具のFがいう・・・(コラお前・・・)
悔しいがこれがいい、なんというか粋だ!!
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この人が左官の映夫ちゃんだ!!
言葉少なくもくもくと仕事をするタイプだ 
(風の噂だと女子がいるとよく喋るらしい 笑い)
写真がはずかしいらしく下向いているシャイな男だ。
今回もたくさんの左官仕事を見事にやってくれた、しかし和室の細工は正直私も知らなかった・・・みんなサプライズに驚いた。
これで配置バランスが悪ければ 袋たたきだっただろうが(笑い)
よほどの自信だったろうに お客様も喜んでいた。いいね!!
職人の遊び心も見える今回の見学会
お楽しみに!!

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