こんにちは!!
今週から押入れや収納内に使う杉の板の制作をしています
いつも収納内に使います杉の材料です
巾はなんと!!300mm!!30センチの節の無い大きな杉の木を挽いた板です
今回は杉の板約350枚あります
大きな木から挽いたものですから、押入れなどの湿気に強い赤身の強い板です
小径木ではこうはいきませんね!!
言っていることにみなさま?ついてきていますか? 笑い
赤身が強い板?
日本語間違っていないか?棟梁?
業界用語です・・・白いとこはシラタと言います
こいつを1面機械で削ります
きれいな面が出てきましたね?
木には表と裏があります
表は木表、裏は木裏といいます
同じ板でも表と裏では表情が全く違います
機械に入れる時は、表裏を間違えないように投入します
人間にたとえて簡単に言えば、前後を間違えるようなもの、顔が見えない・・・背中みても・・
これでは人物像がわかりません・・・後ろ向きでは失礼かと・・・
木も同じです
一番よい面を使用し、この木が一番映える場所に使ってあげる
いつも書きますが、大工とは倒された木の命を無駄なく、一番映える位置、木が自信をもって表現できる
場所に変わりに置いてあげる職種でもある
これは木を加工している大工でないと木と対話出来ない
建材をただ取り付けているだけでは実に付きません
木と対話する・・・大事です
PS最近棟梁は蕎麦の打ちすぎで、
かつお節と蕎麦粉と対話できるようになりつつあります 笑い
何事も対話です 五感?いやいや?第6感?とも思います最近・・・
昨日までに350枚の3面を削り終えました・・・
すごい枚数でしたので1日かかりました
畳にしますと130枚、130帖の部屋の床面積を加工したことになります
さて!!作業はまだまだ半分以下です・・・
この板を半分の板に挽き割ります
350枚が700枚になります
どうしてか?
300mmの板では巾が広すぎる、木は薄く広い板や体積が大きいと収縮や反りが出ます
これらを押さえる為もありますが、今回は見た目の部分の方が大きいかな?
田舎の大工仕事じゃぁあるまいし・・・こんな300mmの板バーンなんて貼っても映えません!!
帰って重くてさえない収納かと・・・
木が一番の表情で生涯を終える為、ひと手間加えます
挽き割り後の加工はまた次回になります
これからも木のことを考え、マニアックと言われても 笑い
木を使いこなせる大工道を進みたいですね!!
続きはまた書きますね!!
また次回!!