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刃物は寝かせ?

こんばんは!!
先週材木の帰りに寄りました大工道具屋のおやじ
中々道具に詳しくて色々道具に対する意見がするどい人で話が長い・・・
かなり道具にくわしい、しかも在庫量に自信があるようだ・・・
東〇?のとある道具やは私から言わせれば素人とまで言っていた・・・
すげーなこの人! ?
自分でいってましたが、だから私はこの業界の異端児なんて言われています!!
なんて・・・笑い 自分でいっちゃう所がまるでした・・・笑い
長い話の中に気になった言葉がひとつありました。
うちで扱う刃物はすべて10年寝かした物を売っています・・・と・・・
えっ?10年?も・・・寝かす・・・VSOPか?
刃物は寝かせば寝かすほど切れると言うのだ・・・
鉄や鋼は時がたてば落ち着いて変化するみたいなことを言っていました。
ちょうど私にも最近そう思う この言葉に思い当たる節があった。
古い方が切れる
今使っているノミは最近どうもいまいち切れないような気がする
これ有名鍛冶が制作した物だが最初に買って来たものは焼き入れの温度を間違えた
らしく?
ひのきの節で5mmのボロ欠け地金と鋼がはがれた
おまけに1分ノミで杉の廻りぶち面加工していたら
先っぽがぽっきり8mmも簡単に折れてしまい10本全部返品して
新しく作った物が送られて来た経緯がある
なので来てすぐ使っていることになります。
なので切れ味がないような気がしてならない
なんとなく思い当たることの連続である
10年も寝かさないといけないのか?
研ぎの問題もありますが・・・
以前使っていた制作後20年時がたった後に買った啓寿というノミ
これは切れた、どんどん切れるノミだった。
あと先月諏訪湖で会った新潟の道具屋さんが言っていたこともそうだ
刃物ではないがこうだ
和鉄と和釘の玄翁を制作した時に、完成時にはまったく無かった鉄を折り返した時の
模様が10年近く経ちはっきりと出てきたという。
昔の良い鉄は時間が経つと変化するのかなー?って話になったのは先月の話・・・
同じことをいっている
鉄と鋼は鍛えると時間とともに変化していくのだろうか?
今の時代、昔のカンナの方が切れたという人は多い
これは制作してから数十年たったからもあるのだろうか?
昔の鋼の方がいいものがあったともいう方がいる
現代の制作方法ではなく昔の明治、大正。昭和初期のころの鋼・・・
道具の勉強を初めて8年ほどになりますが・・・よく聞く話・・・
昔の鉄って・・・砂鉄から集めたんですよねー?出雲地方の川で・・・地道に・・・
みなさん知ってます?大昔の砂鉄の集め方・・・
調べてみて・・・昔の砂鉄の集め方で!!検索・・・
私も今、昔昔の制作したカンナを探そうと色々あたっていただけに
興味の湧く発言でした。
こうなるとノミを新しくしたときには
もう次のノミを購入して10年ほど寝かせておかないといけないことになる
そうか!!この手があったか!!
大工道具購入で嫁さんの許可がおりないアナタ!!
今夜はよい言い訳ができたぞ!!
刃物は10年寝かしてから使わないといけないから今買う!!
こういえばいいのですね!!ほしいものがありましたら・・・
しかしながらココで進められた
40年物のカンナ1丁ななな!!なんと65万円也!!
少し下の物が45万円!!
ノミが10本65万円!!
早くしないと売り切れちゃうよー!!おはやめにって・・・
買えるかい!!そんなの!!怒り・・・
ぼったくりかと思いました・・・そこまでして いらね・・・あるの何回も研ぐよ回数・・・を・・
お酒もそうだが何事も寝かした物はお高いですね・・・びっくり・・・
俺も数年たったノミやカンナ買って寝かして置いて40年寝かしてから使おうかなー?
あっ!!もう引退してますね40年後・・・81歳・・・
気が付くのが遅かった棟梁です・・・
みなさんも寝かした刃物で良い仕事しますかぁ~?
でも刃物は寝かす・・・本当だと少し思っています。
今日は業界人でないとよくわからない話でしたね
また次回!!

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