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お惣菜建築?

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こんばんは!!本日を持ちまして私もめでたく36歳になりました。
毎年書きますがあの!!ドラえもんも今日9月3日生まれだ、
息子達はうちのお父さんはドラえもんと同じ誕生日だとみんなに自慢してきたようだ・・・
ポケットからなんか出したろか? 出るのは木のホコリくらいか・・・・・
今夜は祝ってやってください。
さて最近思うことですが、木の材料は色々な形に加工されたもの物と自分達でその形にまで作っていく2通りがあると思う。
自分達で加工したものはカンナ仕上げとなるが、加工されて売っている腰板や天井板は実はサンダー仕上げがほとんど!!
用は紙やすり仕上げといえばおわかりかと?
かんな仕上げと紙やすり仕上げ、何が違うかというと表面の輝きです、
数年後にははっきりと出る 紙仕上げは味が出てこない・・・のだ
どこの建築屋も材料屋さんからサンダー仕上げの材料を現場に直に納品となる
しかし小さなトコが違うのが当社の自慢だ・・・
先日も洋室腰板に使うタモ材にひと手間くわえる 普通ならそのまま梱包を開け現場でどんどん貼っていけるこの材料
作業場にあえて納品させる・・・
まず材料をバケツに入れた水で表面を少々湿らせる写真右が湿らせた材料です。
こうすることで木の表面が浮き上がってくるのだ。
乾燥した材料にもう一度水を加え使用する材料の面を〆る
加工過程で機械が抑えた表面を浮かびあがらせるともいうかな?
うまく表現できていませんが
IMG_5379.JPG
こちらは数分後の写真
おわかりですか?左の材は水湿らせ前 右は湿らせ後の表面拡大写真
水を含むと木はこれだけ噴いてくる 手で触ると右はざらざら左はツルツル!!
木は膨張収縮しながらこれだけ呼吸しているってこと。
なぜこんなことをするのか、前にも書いたが和室の柱なんかも昔からこうしてから
カンナで仕上げる。
こうしておけば上棟時急な雨で多少化粧柱がぬれても表面が吹いてこないこない
昔から和室などの造作仕事の時は鴨居敷居などを仕込むときにお互いの表面を湿らせすべりをよくしながら仕込む このときに柱も少し水で湿らせるので部分的に湿らせるからそこだけ柱が噴いてはNGですよね
今回の腰板などは後に塗装屋さんが塗装をかける、ニスであれ自然塗料であれ水分を表面に塗るのだから、表面は噴いてきてしまう。
最後の仕上げでこんなざらざら表面ではイカにせよマズイ・・・
一度噴かした材料は後にカンナでけすり直し鏡のような(てかり)が出る
1度ふかせばもう1度濡らしてもほとんど噴いてこない
塗装屋さんもアンたちの仕事は不思議と表面が噴いてこないからペーパーでこすり直さなくてもいいよ 何でかな? 
なんて話になる 内訳はこんな感じ・・・なのだ
無論 紙やすり仕上げとかんな仕上げは塗装後輝きが違う。
私はこのような買ってきたものをそのままポンと使う(食べる?)食品スーパーのお惣菜みたいな事はしない。
これをお惣菜建築と呼んでいる私(相当口悪いですね)?
そりゃーたまに喰うスーパーのお惣菜コロッケはうまい!!
昼飯にはいいけど夕飯にはちょっと・・・
さらに毎日はちょっと・・・家庭の味のほうがいいでしょ?みなさん?
今は材料を加工しない住まいが多いんだけど、少し位 鉋使おうよみなさん
おそらくこんなことは誰もやっていない 今の建築ってお惣菜系だ・・・
デザインもいいさ だけどこういう方向の中身で勝負・・・
う~~ん我ながら地味!!地味すぎて恥ずかしい・・・今年の地味大賞!!
俺達大工はよく保守的な建物と言われるが、昔からの知恵使って次の人に残していかなくてはならねぇ?
流行に乗りたいが乗れん部分もあるのは百も承知
地味も残していかねば 次の若手はどうなる・・・
たいしたことはしていないが、途絶えたら終わり、知らなければやらないよこんなこと
湿らせて入れる 大工仕事の基本だったりもする。知ってましたかみなさん?
ではまた次回!!

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