窓枠や天井、床と壁の間。よく目にする場所だからこそ、大工のこだわりを詰め込んでいます。
皆さんが住まわれている部屋を見てください。部屋には床・壁・天井と三つの面に分かれていますよね。例えば、窓まわりや床と壁の境、壁と天井の境は「まわりぶち」や「巾木」といった名前の木材が入っています。
これらの木材を私たち大工は「室内造作材」と呼んでいます。
近年では、同じ造作材でも工場生産型のMDF材や積層材などの既製品が主流となっています。これらは木の繊維を砕いて、接着剤で固め、型を作って仕上げに樹脂シートを巻いて完成する、入荷後すぐに取り付けられる便利な材料です。
ただ、これでは決まった形のものしか手配できず、横並びのその家にしかならないばかりか、その家の個性や部屋の大小による材料バランスはとれず、決まりきった堅苦しいものにしかならず、これでは自由設計とは言えません。
このページは、当社のこだわりのひとつである大工手造りの造作材のできるまでの工程と、取り付け方の違いや考え方の違いを分かっていただければと思い制作しました。
営業スタッフがいなかったり展示場をもたない分、これだけの手間暇と材料をかけても本物の材料で健康にもよい住宅を他社よりも金額を抑えて提供できるという事実と、家にかける当社の技術と想いを少しでも伝えられたらと思います。
※当社でも、説明のうえ既製品を使用することはありますので、ご了承ください。